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長野淳子

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コラム

「ふいんき」 その言葉は間違いです!

気になる日本語

2015年7月28日

先日、仙台市内の中学校に 「マナー講師」 として伺った時、
最近よく耳にする 「間違った言葉づかい」 について話をしました。

それは 「ふいんき」 という言い方。
正しくは 「ふんいき」 つまり 「雰囲気」 です。

ちょうど当日のテキストにその言葉が出てきたので、いい機会だと思い話したのですが、
どうやらこれが、物の見事に生徒たちに当てはまったらしいのです。

マナー講習会が終わってから数日して、生徒たちが一人一人書いてくれた感想文が
中学校から届きました。

みると120通に及ぶ感想文の、なんと半数以上に
「自分が普段使っていた言葉が、間違いだとわかってびっくりした」 と、書いてあったのです。

「ふいんき」 という間違った言葉使い。
どうやら、若い人たちの間にかなり蔓延しているようです。


初めてこの言い方を聞いた時は、そんなバカな・・・と一笑に付しましたが、
本当に、現実に、私のまわりにも 「ふいんき」 という人がいました。

それも当の本人は、指摘されるまで、「ふいんき」 が間違った言い方だとは
思っても見なかったというのですから、2度びっくり。

ここまで来ると、一度、池上彰先生か・齋藤隆先生辺りに、
「わかりやすい授業」 をして頂く必要があると、言いたくなります。

「雰囲気」 という漢字を、「ふいんき」 と呼んでしまうということは、
「ふんいき」 の 『ン』 に続く 『イ』 の発音が、しにくいからかもしれません。

でも、同じような言葉に 「安易に」 (あんいに) という言葉がありますが
「安易に」 は、だれも 「あいんに」 とは言いません。

つまりは、「ふいんき」 は、単なる間違いと言っていいでしょう。

最近では、「おさわがせ」 を 「おさがわせ」 という人も少なくないと言いますから、
今後 「ふいんき」 がさらに増殖して、新しい形で定着するかどうか予断を許しませんが、
これからも注意深く見守っていく必要があるでしょう。

いずれにしても 「言葉」 はそのほとんどが、耳で覚えて口によって伝わっていきます。
間違った 「言葉使い」 は、気づいた時に気づいた人が、根気よく言い直していくことが大切です。



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