コラム
先人たちから学ぶ、身近な食中毒防止方法
2018年10月9日 公開 / 2021年3月2日更新
①梅干し
梅干しに含まれるクエン酸やリンゴ酸には強力な殺菌力があり、菌の繁殖を防いでくれます。
また、クエン酸には唾液の分泌を促す効果もあり、梅干しの抗菌作用と唾液の殺菌作用により体の内外から食中毒を防いでくれます。
②酢
酢には食品を傷まないようにする防腐効果の他、酢酸による強い抗菌効果があります。
酢で包丁やまな板を消毒している板前さんもいます。
③ワサビ
ワサビの辛味成分である「アリルからし油」には、最近の増殖を防ぐ効果があります。
最近では、ワサビの防カビ、防臭効果もあるお弁当用の「ワサビシート」が隠れた
ヒット商品となっています。
④生姜
生姜に含まれる辛味成分「ジンゲロール」「ショウガオール」には、殺菌作用と
酸化防止効果があります。
お寿司屋さんで、「ガリ」があるのは生姜の殺菌作用をうまく利用した先人の知恵と
言えます。
⑤大葉
大葉には「ベリルアリデヒト」が含まれ独特な香りと辛味があります。
この成分は殺菌作用や食品の腐敗を防ぐ、大葉が持つ特有の成分です。
大葉は食塩と一緒に使うことで殺菌作用をより発揮します。
お刺身に添えられているのは、そういう意味があります。
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