- お電話での
お問い合わせ - 076-259-1305
コラム
為似(しにせ)の偽装
2013年12月30日 公開 / 2021年3月2日更新
「しにせ」は「老舗」と書くのであって「為似」ではないんじゃないの?
実は私もそう思っていました。
しかし、「老舗」は、動詞「為似す・仕似す(しにす)」に由来しているようです。
「しにす」は「似せる」「真似てする」などの意味から、
江戸時代、家業を絶やさず守り継ぐ意味となり、
長年商売をして信用を得る意味で用いられるようになったようです。
そして、やがて「しにす」の連用形が名詞化されて「しにせ」となりました。
漢字「老舗」の「老」は、長い経験を積んださまを表し、「舗」は店を意味することから、
当て字として用いられるようになったようです。
今年、終盤に来て老舗企業の偽装が問題となりました。
老舗が「為似」では無く「偽似」になってしまった感があります。
『為』に人のやましい気持ちが加わり『偽』となってしまった。
何代もの伝統を引き継いできた先祖達に恥じない企業経営をして行きたいものです。
来年は正直な経営を心がけて行きたいものですね。
関連するコラム
- スタートラインに立て 2013-04-17
- 本気の見せ方 2013-08-24
- 「はたらく」の捉え方 2014-05-18
- 明日へ問題を先送りしない 2013-03-21
- 不満ばかり言うんじゃない 2013-04-24
コラムのテーマ一覧
カテゴリから記事を探す
山根敏秀プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。