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中小企業が新規事業の立ち上げを考える5つの切り口

2018年1月21日 公開 / 2020年5月31日更新

テーマ:ビジネスについて

コラムカテゴリ:ビジネス

コラムキーワード: 新規事業 助成金

こんにちは。

成果を出し続ける仕組み作りコンサルタントの岡本です。

前回、新事業を考えてゆく時の考え方であるアンゾフマトリックスについて
お話ししました。
市場と製品の軸をそれぞれ既存と新規に分類して4つに分割する考え方です。

今回は、どの様な切り口でビジネスを考えてゆくかの考え方をお話しします。


◆新規事業についての5つの切り口


1、顧客ニーズからの発想
顧客目線で困りごと(問題や課題)を解決するためにどうすれば良いかを検討する方法です。考える際のポイントは、ネガティブな今の状況(問題や課題)を、今よりも「楽しい」「便利」等のポジティブな状況に変化させるにはどうすればよいかと考えるとよいです。


2、自社の強みからの発想
自社経営資源を洗い出した上で「活かせる」「強みになる」から検討。
ポイントは「当たり前」と考えてスルーしてしまわないこと。当たり前だと思っていると自社の「強み」に気が付きませんし、あまり有効な発見ができないです。「今の業界では当たり前だが他業界では強みになるのでは」と考えてみると良いです。


3、競合・代替サービスからの発想
進出する業界がある場合、その業界の競合を徹底的に分析し、“手が届いていない所はないか”を考えます。ポイントはその業界で“手がゆき届いていない所”に対して自社の経営資源を活かして勝てないかと考えると良いです。


4、他業界からの発想
他の業界で急成長した会社や、狙いたいビジネスモデルを実現している会社や、海外のユニークな会社のビジネスモデルを自分の今の業界に展開することができないかと考えます。“ウチの業界はむり”とか今までの常識にとらわれると新しい発想がでませんので、ポイントは「制約条件を外して考える」ことが大切です。


5、サプライチェーン・バリューチェーンからの発想
自分の業界のサプライチェーンやバリューチェーンを調査し、そこに無駄があるかを検討します。新たなモデルで占有を崩せないか、ビッグデータなどを活用して新たな価値を創造出来ないかを考えます。ポイントとしては、特に規制がしっかりしている業界ほど、そのバリューチェーに無駄があるケースが多く、新たな事業で一気に業界地図を塗り替えることができます。


◆参考コラム

中小企業が新規事業の立ち上げを成功させるには
http://mbp-japan.com/ehime/imsolutions/column/6079/

この記事を書いたプロ

岡本陽

経営者と従業員をつなぐ人材を育成するプロ

岡本陽(IMソリューションズ株式会社)

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