ペット可の賃貸物件の退去費用は高くなる！？

2019年5月9日公開 / 2021年2月26日更新

テーマ：賃貸

コラムカテゴリ：住宅・建物

賃貸物件でペットを飼う際は注意が必要です。

徳島でも最近は小型犬や猫を飼う人の数が増え、
賃貸物件でもペット飼育可能物件の数が増加しています。

しかしペット飼育可能物件はペットによって部屋が汚れたり傷がついてしまった場合
退去時のクリーニング代や部屋の補修費用が想像以上の金額になってしまうことが多くあります。

国土交通省が、退去費用の「貸主（オーナー）」と「借主（入居者）」の負担割合をまとめた
「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を公表していますが、
ガイドラインでも、「飼育ペットによる柱等のキズ・臭い（ペットによる柱、クロス等にキズが付いたり、臭いが付着している場合）」
は、賃借人（借主）の負担になるとされています。

ペットが部屋に傷を付けないようにするには

ペットによる損傷が発生しないためにはどうしたらいいのでしょうか？
重要なのは部屋に傷をつけないようにすることです。
特にフローリングの床の交換などは高額になります。
特に猫は爪を研ぐ修正があるので爪とぎダンボール等を置く、小まめに猫の爪切りを行う。
床を直接傷つけないよう敷物を設置するなどが良いかもしれません。

退去の際に請求される金額

主な費用はフローリングとクロス交換、後は消臭処理となります。

フローリング交換の場合6帖で10万円前後くらい、
クロス交換は1m²辺り1000円前後くらいかかります。
ハウスクリーニング費用（消臭処理含む）は1DKで3万円前後。

部屋の破損箇所が多いと、修繕費用が敷金をオーバーして足りない場合は追加請求されます。

ペット可の賃貸物件だから傷つけて良いわけではありません。
退去時の費用を抑えるためにも、なるべく部屋を綺麗に保つように気をつけるべきだと思います。