賃貸で広い築浅戸建て

2022年3月5日

テーマ：賃貸

コラムカテゴリ：住宅・建物

コラムキーワード：賃貸管理、注文住宅、収益不動産

広い戸建て賃貸を探してください。

先日、賃貸物件をお探しのお客様からの問い合わせがありました。
今住んでるアパートが子供の成長で手狭になってきたので広い物件に住み替えたいとのこと。
84㎡ほどの分譲マンション賃貸をご紹介したのですが、もっと広い物件がご希望でした。
マンションより戸建物件でなるべく築浅で家賃もそんなに高くなくて駐車場は2台希望。
場所は徳島市のとある地域の指定でしたが・・・

4LDK以上で戸建て賃貸で築浅広いのはほぼありません。

実はその様な賃貸物件はほぼないのが現実です。
では、なぜないのでしょうか？
そもそも最初から「戸建て賃貸」として建設する物件は、70㎡位の3LDKの物がほとんどです。
ちなみに売買物件で建売の新築は4LDKで100㎡超くらいのになります。
勿論広くて安い物件が良いのですが、広い物件を作ると建設費も高くなります。
建築費が高い割に家賃がそこまで高くとれないので収支のバランスが合わなくなります。
よって、その様な広い物件は戸建て賃貸用には建設されないのです。

広い戸建て賃貸がない理由

では、賃貸用に建てたのではない普通の戸建て物件はどうでしょう？

転勤などで買った家が不要になったが、家を売却するか貸し出しておく方が良いか？
その様なご相談も多くありますがあまり貸し出すのはオススメしてません。
その理由は中古戸建物件で築年数が比較的浅い物件の場合だと、早く売却した方が高く売れる場合がほとんどになります。
例えば5年間賃貸で貸した後に売り出す場合、クロス交換などが必要になり広い物件だと内装工事に100万円程度はかかります。
また、5年後の売却価格も下がる確率の方が高くなります。
余程高い賃料で貸し出さないと収支は合わなくなります。
それならば売却した方が良いとなる方が多くなります。

よって、あまりこのような比較的築浅の戸建て賃貸物件は殆どないのです。