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高塚哲治

欠陥住宅問題を解決し良質な建築の創造へ導く一級建築士

高塚哲治(たかつかてつじ) / 建築家

タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所

コラム

「千里中央駅前」(大阪府豊中市)の再開発計画を発表

2018年3月2日 公開 / 2020年12月28日更新

テーマ:旬の話題

コラムカテゴリ:住宅・建物

 「エイチ・ツー・オーリテイリング」(H2O)は、大阪府豊中市の「千里中央駅前」の2つの商業施設を一体的に再開発し、延べ床面積10万㎡級の施設を建設すると発表しました。
 「北摂地域」は、「北大阪急行電鉄線」の延伸により人口流入が見込まれ、「H2O」の大規模再開発で、「千里ニュータウン」の中核である「千里中央地区」が大きく変わることになります。
 現在「千里中央駅前」には、「H2O」傘下の「阪急阪神百貨店」の「千里阪急」と、「ダイエー」などが入居する大型商業施設の「セルシー」があります。
 どちらも築40年以上が経過し、「豊中市」が推進する「千里中央地区活性化基本計画」においても、商業施設の更新が検討されていました。
 特に「セルシー」は、延べ床面積が4.5万㎡と、隣接する「千里阪急」の2.2倍の大きさがあり、施設更新の目玉で、信託の仕組みを通じて「特別目的会社」(SPC)に出資する投資家が保有しているといいます。
 「H2O」は、この「SPC」に15億円を出資して過半数の出資比率を確保の上、「千里阪急」と「セルシー」の一体開発の検討開始で合意をとりつけた模様です。
 新設する商業施設は10万㎡級と、「梅田」の「阪急うめだ本店」にほぼ匹敵する大きさとなり、「H2O」にとっては最大級の施設となります。
 今後は商業施設の開業スケジュールなどを検討しながら、再開発を進め、「千里阪急」の営業については、当面は続けるといいます。
 どのような未来施設が誕生するのか楽しみです。








(讀賣新聞2018.03.01抜粋)

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