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高塚哲治

欠陥住宅問題を解決し良質な建築の創造へ導く一級建築士

高塚哲治(たかつかてつじ) / 建築家

タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所

コラム

「伏見稲荷大社(京都)」と「すずめ」焼き

2013年1月21日 公開 / 2020年12月28日更新

テーマ:旬の話題

コラムカテゴリ:住宅・建物

 京都にある「伏見稲荷大社」は、国に約4万社ある稲荷神社の総本社です。初詣では近畿地方の社寺で最多の参拝者を集めています。  
 表参道の一番鳥居から楼門、外拝殿(舞殿)、内拝殿、本殿が一直線に並び、本殿の背後には斎場と千本鳥居から続く稲荷山の神蹟群があります。稲荷山には信者から奉納された約1万基の鳥居があり、特に「千本鳥居」と呼ばれる所は狭い間隔で多数鳥居が建てられ名所となっています。鳥居を奉納する習わしは江戸時代に始まっています。
 奥社奉拝所の先には、「お山」と呼ばれる稲荷山を巡拝できる参道が続き、そこかしこに祀られた無数の小さな祠(その数1万基、あるいはそれ以上)が存在し、「お塚」と呼ばれています。各石碑には「白狐大神」や「白龍大神」などといった神名が記されています。 
 参拝者の中には、石碑の前にひざまづいて「般若心経」や「稲荷心経」などを唱えている人が見受けられ、日本で神仏分離が行われる前の信仰(神仏習合)が今でも保たれているようです。
 奥社奉拝所の奥に「おもかる石」という石があります。この石は試し石のひとつで、願いを念じて持ち上げた時、重さが予想していたより軽ければ願いが叶い、重ければその願いは叶わないといわれています。
 参道には、多くの店が並んでいます。「すずめ」を捕る猟師の高齢化や禁輸による中国産の在庫切れなどで、原料が手に入りにくくなったのが原因で、「すずめ」焼きを売る店が2件だけになっているとのこと。
寂しい限りです。











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