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高塚哲治

欠陥住宅問題を解決し良質な建築の創造へ導く一級建築士

高塚哲治(たかつかてつじ) / 建築家

タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所

コラム

「ドイツ鉄道」(DB)新型車両の名称(「アンネ・フランク号」)で波紋

2017年11月11日 公開 / 2020年12月28日更新

テーマ:旬の話題

コラムカテゴリ:住宅・建物

 「ドイツ鉄道」(DB)が新型車両に「アンネの日記」で知られるユダヤ人少女「アンネ・フランク」の名を使用する計画を発表したところ、鉄道で収容所に移送された経験を持つ人々に『新たな苦痛をもたらす。』などと非難の矢面に立たされているようです。
 「ドイツ鉄道」が、高速列車「ICE」の新型車両の名前を公募したところ、19,000件の応募があり、最終候補に残った25件の中から歴史家2人を含む審査団が選んだ名が「アンネ・フランク」だったといいます。
 しかし、「アムステルダム」(オランダ)の「アンネ・フランク財団」は、『「アンネ・フランク」と列車の組み合わせは、第2次世界大戦時の「ナチス・ドイツ」による「ユダヤ人」迫害や収容所送りを想起させる。』として、不適切だと批判する声明を出しました。
 これを受けて、「ドイツ鉄道」は謝罪し、今後、「ユダヤ人団体」の意見も参考にして社内で改めて検討する方針であるとしました。
 公募で寄せられた名前には「アンネ・フランク」のほかに、西ドイツの首相を務めた故「コンラート・アデナウアー」氏、反「ナチス」の学生運動を率いた「ハンス・ショル」と「ゾフィー・ショル」兄妹などの名もあったといいます。








(讀賣新聞2017.11.08抜粋)

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