バーチャルオンリー株主総会の解禁
東証市場再編に至った理由
それは近年、現在の市場構造において改善すべき課題が顕在化してきたためとされています。
具体的には、金融庁での議論で、主に以下の3つの課題が挙げられています。
① 各市場区分のコンセプトが曖昧。特に市場二部、マザーズ及びJASDAQは位置付けが重複。
② 上場会社の持続的な企業価値向上の動機付けが不十分。市場一部へのステップアップや上場廃止等に係る基準が低いことなどが要因。
③ 投資対象としての機能性と市場代表性を兼ね備えた指数の不在。多くの機関投資家がベンチマークとしているTOPIXが、市場第一部全ての銘柄で構成されているため、TOPIX連動インデックス投資により、時価総額や流動性の低い銘柄の価格形成に歪みが生じている懸念あり。
今回の市場再編の目的
これは、新たな市場構造にすることでこれらの課題を解消し、上場企業の企業価値の向上を促すこととされております。