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不動産売買契約書の書き方 ①売買の目的,➁金額(消費税についても書く)

2014年12月2日 公開 / 2014年12月3日更新

テーマ:契約書

コラムカテゴリ:法律関連

1,売買契約の目的を書くこと。
例えば,「居住を目的として」,とか,「電機部品の製造工場を建築するため」,あるいは,「投資物件として購入するため」,などの目的を書いておくと,後日,紛争が生じたとき,契約目的が達成できるかどうかの判断が容易になります。

2,売買代金を書くこと,これには消費税が課されるものと課されないものがあるので,注意が必要です。
土地の売買には消費税がかかりませんが,建物の売買には消費税がかかるのです。

 以上をまとめた条文の例

(売買代金)
第○条 売主は、本物件を買主に売り渡し、買主は自己の居住に使う目的としてこれを買い受けた。
売買代金の総額は、金★円とする。 なお、その内訳は以下のとおりとする。
土地代金                     金★円
建物代金                     金★円
土地建物税抜価額                   金★円
消費税および地方消費税の合計額              金★円
            
 参考:
   建物を購入してもすぐに取り壊すような場合は,建物代金を1円と定め,消費税及び地方消費税を0円と書くような売買契約書の例もあります。

この記事を書いたプロ

菊池捷男

法律相談で悩み解決に導くプロ

菊池捷男(弁護士法人菊池綜合法律事務所)

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