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公用文用語   見る・観る・看る・視る・覧る・てみる

2014年7月19日

テーマ:公用文用語

コラムカテゴリ:法律関連

1 見る
意味 : ①目で見ること,➁視覚以外の感覚で物事を捉えること,③判断すること,④調べること,⑤経験することなど意味は広い。
用例 : 顔を見る。味を見る.人生を甘く見る。面倒を見る。馬鹿を見る。

2 観る・看る・視る・覧る
これらの漢字には,字音はあるが,字訓はない
常用漢字表には,観は「カン」,看も「カン」,視は「シ」,覧は「ラン」という字音は与えられていますが,字訓は与えられていません。
そのため,これらの文字は「みる」と読むことはできません。

3 てみる
① 動詞の連用形に助詞の「て」や「で」を付いた補助動詞として使う場合は,平仮名で書きます。
用例 : 起案してみる。旅行をしてみる。
➁ 推測を表すため「とみられる」という言葉として使う場合も,平仮名になります。
用例 : 彼は明るい顔をしていたので,試験には合格したものとみられる。
③ 条件を表すものとして「してみると」という言い方をするときも,平仮名で書くことになります。
用例 : 教えてみると頭の良いことが分かった。

この記事を書いたプロ

菊池捷男

法律相談で悩み解決に導くプロ

菊池捷男(弁護士法人菊池綜合法律事務所)

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