クイーン・エリザベス号乗船記⑤ 食事
先般、私は、ある司法修習生から、民間企業の従業員としてA社の法務部に入社することを考え、入社試験を受けたがどう思うか?という質問を受けました。
A社の規模、内容は、その司法修習生から聞くまでもなく、よく知られた会社でしたので、私は、即座に、これからはインハウスローヤーの時代だ。その会社の法務部に入るのは、既存の法律事務所に就職して弁護士になるよりはるかに有益ではないかと思う。ぜひ入社するのがよい。法律事務所に就職できないので、しかたなく企業内弁護士になるという消極的理由ではなく、これから発展成長する新しい分野だ。日本経済の発展と、日本国民の法律文化の向上につながることは間違いない。そして、君自身も、その中で、企業の成長とともに成長する、ことは間違いない。と答えたものでした。