マイベストプロ長崎

コラム

マウンティングしてくる夫の特徴と、対応策

2022年6月22日

テーマ:夫婦関係の悩み

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

コラムキーワード: 夫婦問題 相談会話術メンタルヘルス 対策

●夫がマウンティングしてくるタイプだと・・・


夫との関係が対等ではないことに
モヤモヤすること、ありませんか?

たとえば、夫にマウンティングされがちな関係です。

特に、夫が強気なタイプだったり
弁が立つ人だと

話し合いをしていても、
いつのまにか言いくるめられたり

一方的に非難されるばかりで

最後は、自分がダメな人間のように
感じさせられたり・・・

そうすると、だんだん
言いたいことが言えなくなってしまうものです。

だって、うっかり何か言ってしまったがために
10倍にして返されるのは怖いですから。



●マウンティングする人の心の中は?


相手に対して
マウントをとりがちな人は

本当は、
自分に自信がない人が多いものです。

だって、ちゃんと自分に自信があれば、

わざわざ相手を貶めたり、
自分を上に見せたりしなくても

ふつうに、冷静に
言いたいことを伝えることができますから。

相手のことを尊重しても
自分の価値が損なわれることはない、
と知っていれば

相手を下に位置付けて
マウントを取る必要はないわけです。

つまり、マウントを取る人は、

相手を貶めていないと、
自分なんかの言うことは聞いてもらえない、とか

自分の価値が感じられなくて
不安でしょうがない、ということです。



●パターンを変える


とは言うものの

相手に
「あなたは本当は自分に自信がないのよね」

なんて言っちゃったら
それこを30倍くらいにして
言い返されてしまいそうです^^;

では、どうするか、ということですが

「マウントする側、マウントされる側」
という関係性のパターンを変えていきます。

簡単に言うと、
マウントする側が「親」の立場だとすると

マウントされる側は
「子ども」の立場になってるんですよね。

親と子はセットになりがちなので、
片方が子どもの立場になると

相手は自動的に
親の立場になっちゃうんです。

もちろん、逆もあります。

相手が親の立場で
厳しくガンガン言ってくると

こちらは「こわい」「逃げたい」という思いから
ついつい子どもの立場になっちゃいます。

つまり、マウンティングされてるときは
親子のような関係性のパターンができているので

そのパターンを崩すことで
マウントの関係性も変わる、ということです。



●「大人」の立場で答えてみる


たとえば、マウントされる側は
子どもの立場で

「ごめんなさい、怖いよー」
という心や態度でいることが多いです。

なので、子どもではなく

イメージとしては
仕事の場面での冷静な「大人」の心と態度で
対応してみる、というのがオススメです。

たとえば、

「つまり、それはどういうこと?」
「あなたはそう思うんだね」
「私は、こう思うんだけど、どう?」

みたいな感じです。

こんなふうに、
今までとは違う対応をすると
相手はびっくりすると思いますが

それこそが狙いです。

コミュニケーションは、
片方が関わり方を変えると
相手の反応が確実に変わります。

こうして、
よくないパターンを続けないこと。

とにかく、変化を起こすこと。

これが大事なんですね。



●どうしても相手が怖いときの対策2選


それでも、どうしても相手が怖くて
頭が真っ白になったときの対策を2つ、お伝えします。

(1)5歳児がなんか言ってる、と考える

どうしても怖いな、と思ってしまうときは

相手が夫ではなく

「自分に自信がない5歳児が
一生懸命強がって訴えてる」

と考えてみましょう。

「怖い」というよりも

「かわいそうに、よしよし・・・」
「頑張ってるなあ」

という、やさしい気持ちすら
湧いてくるかもしれません。



(2)話を打ち切る

ただ、あまりにも
相手が怖くて、頭が真っ白になっちゃって

何も言えなくなることも
あるかもしれません。

そんなときに
「ごめんなさい」になっちゃうと

また今までのパターンに戻っちゃうので

「今、怖くなって話せないから
今日はもう終わろう」

「また今度、冷静なときに話そうね」など

頭が真っ白になった、という事実を伝えて
話し合いを終了する、

ということも
パターンを変える方法の一つです。



●マウントしない、されない関係性をつくる


マウントされない、
マウントしない関係性に変えて

これから先の夫婦関係を
対等な話し合いができる、

そして、お互いに尊重しあえる関係になるよう、
ぜひ変えてみてくださいね。

うちの夫はなかなか手強くて自信がない・・・

という方は、
こちらで一緒に対策をねりましょう。

夫婦のコミュニケーションを
良好にするための会話のヒントは

こちらでもたっぷりお伝えしています。

この記事を書いたプロ

松尾聡子

夫婦関係のカウンセリングのプロ

松尾聡子(Le Port(ル・ポール))

Share

関連するコラム

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ長崎
  3. 長崎のメンタル・カウンセリング
  4. 長崎の夫婦カウンセリング
  5. 松尾聡子
  6. コラム一覧
  7. マウンティングしてくる夫の特徴と、対応策

© My Best Pro