足裏の角質を削っても削っても、また出来てしまう

2015年9月6日

テーマ：足と靴

コラムカテゴリ：くらし

突然、年の頃は７０代前後と思われるご婦人がご来店されました。
「ちょっと靴を見せて下さい・・・。」とご婦人。
「何か足に痛みやトラブルをお持ちですか？」とお尋ねすると、
「足の裏に角質が出来て痛くなるの・・・。削っても削っても、また出来てしまうので困っているのよ・・・。」とご婦人。
「足裏の２番目と３番目の指の付け根辺りに出来る角質ではありませんか？」と私。
「そうそう、そうなのよ・・・。もうずいぶん前から削っては出来、削っては出来を繰り返しているの・・・」とご婦人。

「それは、足の指の付け根で構成された足の横アーチが扁平になって、指の付け根が靴底や床に押し付けられるのが原因で角質化するんですよ。」と私。

「よかったら、靴を脱いでこのマットの上に立ってみて下さい。」と私。
足のサイズと幅を計測して適正サイズの健康靴をチョイスして履いて歩いて頂きました。
「どんな感じですか？」と私。
「全然痛くないわよ・・・。スイスイ歩けるわ・・・。」とご婦人。
「今はただ健康靴をそのまま履いて頂いただけですけど、足を詳細に調べて痛みの原因を探り、足のサポートを組み込んでいくとさらに快適になりますよ。」と私。
「でも、今日はこれから行かなくちゃならない用事があるし、時間がないからそれはまた今度にするわ・・・。」とご婦人。
「そうですか、ではパンフレットを差し上げますから、時間が或る時にぜひ、足のカウンセリングをお受け下さい。」と私。

という事で、試し履きして頂いた健康靴を箱に戻そうとすると、「あら、その靴は買っていくから。」とご婦人。
「えっ？この靴をお買いになるんですか？」と私。
「だって、全然痛くなく歩けたから、もうそれを履いて行きたいんだわ・・・。」とご婦人。
「それはありがとうございます。でも、まだ足のカウンセリングもしていませんし、しばらく履いて足の調子が思わしくないようでしたら、ぜひまた来て下さいね。」と私。

そのまま健康靴に履き替えて、ご婦人はお出掛けになりました。

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