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コラム

軽くて柔らかくて脱ぎ履きの簡単な靴をお勧めしない理由

2012年3月31日 公開 / 2014年7月17日更新

テーマ:足と靴

コラムカテゴリ:くらし

一般的に多くの場合、足のトラブルの原因は筋力の低下に伴う足骨格の歪みによるものなのです。
外反母趾や偏平足、開張足、ウオノメ、タコ、膝の痛みに至るまで、原因は共通していたり、関連している場合がほとんどです。
例えば外反母趾の痛みから逃れようと足を庇って歩いているうちに膝の痛みが始まったり、開張足が原因で足の裏にタコやウオノメが出来たり、足裏の痛みが始まったりというように、トラブルの連鎖が引き起こされる場合があります。
痛みを軽減するための対症療法だけでなく、痛みの原因である筋力の低下に伴う足骨格の歪みをサポートしなければ、根本的な解決になりません。
足裏への湿布
生活習慣に起因する筋力の低下が体の土台である足骨格の歪みを引き起こし、体重の負荷に耐えられなくなって筋や筋肉の炎症(痛み)を起こすのです。
炎症を鎮めるには、湿布や痛み止めの処方が有効ですが、炎症の原因である足骨格の歪みを正すことにはなりません。
また、足骨格の歪みの原因である筋力の低下を防ぐには、運動療法を取り入れなければなりません。
靴底が堅牢で安定性のある健康靴とフットベッド(インソール)で足骨格の歪みをサポートし、尚且つウォーキングを積極的に行うことで足の筋力を取り戻し、足の健康に根本的な対処をする事が重要です。
ウォーキングも運動療法の一つ
軽い靴ほど靴底に空洞を設けて軽量化し、体重の負荷に対する安定性を犠牲にしている場合が多いのです。
また過度にクッション性やしなやかさを強調した靴底も足の安定性にとってマイナスに作用する事が多いのです。
柔らかいスリップオンタイプの靴
足のトラブルを抱えた方が軽くて柔らかくて脱ぎ履きの簡単な靴を選択するのは、返って足のトラブルの原因を助長するようなものです。
足首や膝や腰が不安定なまま歩くと、足首周りの痛みや膝の痛み、腰痛を引き起こす可能性があるのです。
 
「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/

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