コラム
2017年 お墓社会はどうなる?
2017年1月5日 公開 / 2020年8月25日更新
お墓に対する注目はどうなるの?
お墓の定義は2つあるとおもっています
石材店が考えるお墓
いわゆる石のお墓と
消費者(生活者)の考えるお墓
お骨の行く先
この2つが大きく分けると「お墓」だと思います。
ここ数年は特に、石のお墓以外のものに世間の目は向いてきました
なぜなら大きくメディアの影響を受けて
そして今年はどうなる?
大晦日に朝日新聞が2面に大きくお骨の行方について記事にしました。
そう去年まではその行った先が大きく話題を持っていたのですが、いま一度その手前
本来お骨に関して、どのよう感情をもって動くかというところに
お骨は忘れ形見 人の形の最期のかけら
本人のことを誰かが話題にし、思い出せば人は死なないと言います。
最初の数年は話題になってもなかなか話題になりにくくもなってきます。
ただ、それはあくまでもそれぞれの心の中で。
ご遺骨があることで思い出すきっかけになることもあります。
その行き先で扱いに困らないようにすべて合葬されるタイプのものも多くなってきていますが、どこかにそのかけらを残したいと思う方は逆に増えていくのかと思います。
お骨の行き先として適したところは?
やはり、故人(個人)と向き合える場所という意味では大きくなくても石のお墓が必要(もしくは手元供養などもありですが)な気がします。
故人に関わった人は家族だけにと止まらず、ここにいると認識できる場所が残された人にとって大切だから。
先祖代々の石のお墓から、故人や小さな家族単位の、しかも移動しやすいお墓は早急に求められるスタイルだと思います。
ライフスタイルの変化に合わせて変わってきたお墓が、今は変化できずに足かせに感じる人が増えているから。
お墓参りは決してすたれていない
今年のお正月は少し短かったというインタビューがニュースで流れています。
その中で実家に帰り皆さんはお墓参りしたのでしょうか?
年始回りに寺院を回っていると多くの方が墓地にお参りにいましたし、お寺さんに聞いても普段合わない方ともご挨拶ができたというお返事などもあり、決してお墓参りはすたれていません。
やむなくお墓のことをあきらめなければならなかった人から「墓じまい」などに向かっているのと、個人の思いというものを尊重しようとする流れから様々な方法が出てきてはいますが、石のお墓そのものの変化が出遅れています。
丁酉の年は、新しいものを取り入れ大きく伸ばす年であると聞いたことがあります。
そうであれば石材業界も一つ踏み込んで、今一度石のお墓に向き合うスタイルを伝えていける年になればと思いますし、そう行動していきます。
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