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芝原晶子

工業系・技術系企業の海外向け事業を支える英語翻訳者

芝原晶子(しばはらあきこ) / 通訳・翻訳

AST Translation Service

コラム

勉学の秋に思うこと~語学学習におけるリスニングの難しさ~

2019年10月18日 公開 / 2021年2月28日更新

テーマ:英語 通訳 翻訳 学習

コラムカテゴリ:くらし

コラムキーワード: TOEIC 対策TOEIC 勉強法

Hello! 今朝は小雨が降って肌寒った高崎です。日々、秋が深まっているのを全身で感じます。


そして秋と言えば「秋の夜長」。皆さんは何をしますか?
私はだいたい自宅で、語学の勉強や次の日の仕事の準備、
レシート整理(これが意外と重要です)などをしています。

そんな中、ふと、最近の仕事やプライベートの環境の変化によって、
自分のヒアリングレベルの変革期に来ているなと感じることがありました。
日常会話をスムーズに色々な訛りのある英語で話すことができても、
通訳という仕事に関わる場合とでは、かなりヒアリングレベルに差があります。
これはもちろん、知らない単語は聞こえないという問題もありますが、
それだけではない、ということに気が付きました。

例えば、私の場合、苦手とする訛りがオセアニア(特にオーストラリア)訛りとインド訛りです。
面と向かっての日常会話や世間話ならば何とか聞き取れるものの、
顔の見えない電話や会議といった場面では、何故か聞き取りづらくなります。
精神的なもの(リラックスしているか緊張しているか)もあるとは思います。
慣れれば大丈夫と思っていたものの、慣れるのに思っていたよりも時間が掛かるのが現状です。

十数年くらい前からアジア系の人達と仕事をすることが多く、
いつの間にかネイティブの早口な英語が聞き取りづらくなっていました。
それでは通訳と言う仕事にならないので、これを克服するべく、
なるべくネイティブの人達との交流を増やそうとした結果、
今度はアジア系の人達の英語が聞き取りづらくなってきています。
それもまた仕事になりません。しかし、そんなことは言っていられません。
「様々な訛りでも聞き取れるようになること」
これが今、私に与えられている課題なんだと捉えています。

皆さんの中には、TOEICのリスニング問題で悩んでいらっしゃる方も
多いのではないかと思います。
しかし、実際のダイバーシティ社会では、様々な訛りのある英語でコミュニケーションを
取る必要があります。
日本人の話すカタカナ英語も訛りの一つです。
焦らず、何度も繰り返し聞いて、耳を慣らしていきましょう。

この記事を書いたプロ

芝原晶子

工業系・技術系企業の海外向け事業を支える英語翻訳者

芝原晶子(AST Translation Service)

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