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佐藤浩明

消化器内科専門医で「内視鏡検査」のプロ

佐藤浩明(さとうひろあき) / 内科医

さとうクリニック内科・消化器科

コラム

手荒れ予防のヒント!

2017年3月22日

テーマ:医療マメ知識

コラムカテゴリ:医療・病院

手荒れ予防のヒント!

おはようございます。福島市 さとうクリニック内科・消化器科の佐藤です。今朝は「手荒れ予防のヒント!」という報告です。
 先日、米国皮膚科学会(AAD)は手荒れを防ぐヒントを紹介した。手の発疹や乾燥は、さまざまな原因で起こる。最も多いのは湿疹だが、アレルギー性のものもあり、長期間曝露しても問題のなかったもの(結婚指輪、スキンケア製品、魚介類、ニンニク、柑橘類など)でアレルギーを発症する場合もある。同学会関係者は、原因が違っても症状は似ている場合が多いので、原因特定と悪化防止のため皮膚科専門医の受診を奨めている。
 同学会が推奨する手荒れ予防法は以下の通り
• 作業に合わせた適切な保護手袋を使用する。染料や洗剤などの強力な化学物質のほか、水も手荒れの原因になる。庭仕事や家事の時は、手袋で手を保護すること。穴が開いた手袋は捨て、濡れた手袋は使わない
• 気温が低い時は防寒用の手袋を使用する。寒冷な気候は皮膚を乾燥させるので、戸外では断熱効果のある手袋やミトンをはめる
• 手洗いの際は刺激を避ける。水と石鹼での洗浄は皮膚の油脂を除去するので、手を洗う時は温水と刺激の少ない洗浄剤(化粧石鹸や保湿液など)を使う。十分な量の保湿剤を頻回に使う。保湿剤は手洗い直後に塗り、時々塗り直す。グリセリンやワセリンを含む製品が最も効果的。
 私自身も少し前の冬の時期になるとインフルエンザ疑いの患者さんに対する検査の後など良くアルコールで手の消毒を行うのですが、そうすると室内が乾燥しているのと相まってあっという間に手掌が荒れてしまいます。その際にハンドクリームなどを使用するようにするとある程度は手荒れは抑えられるようですし、別の先生の勧めで最近はあまり使わなくなったリップクリームなどを使用してみましたが、これも効果はありそうです。
      
17.3.20 兼六園灯籠
 先日の金沢兼六園での一コマ。皆さんもよくご存じの灯籠です。流石にここは撮影スポットの様で外人をはじめとした沢山の観光客がおりました!

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佐藤浩明

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