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仕事に対して推進力のある人が陥りがちなデメリットとその対策【続編】

2024年2月18日

テーマ:激変する時代こそ聡明である秘訣

コラムカテゴリ:ビジネス

オンライン 産業カウンセリング
チホズスタジオ 
産業カウンセラーの鎌田千穂です

さて、前回の記事で、仕事に対して推進力のある人のお話の続編です。
仕事に対して推進力のある人は、目標を達成するために積極的に行動できます。
また、チームをリードすることができる素晴らしいリーダーシップを持っています。
しかし、その一方で、意図としない過度の負担に感じさせることも背中合わせ。
感じさせた負担は、チームのモチベーション低下など、仕事に対して推進力のある人が陥りがちなデメリットも存在します。
今回は、さらにそのテーマについて掘り下げます。


マイクロマネジメント思考からの脱却

仕事に対して推進力のある人は目標達成に向けて積極的に行動します。
時には過度に細かい指示を出してしまい、マイクロマネジメントの傾向が出ることがあります。
マイクロマネジメントとは、部下や新人の行動を細かく管理し、過干渉してしまう行為です。
これは、誰にでも陥ることの一つ。
特に推進力が高い人であればあるほど、その傾向が誘発されやすい。

  • そんなときは、チームメンバーに自由度を与えること。
  • 彼らの創造性や能力を信頼すること。
  • 落ち着いて適切なフィードバックやサポートを提供すること。


彼らが自己成長できる環境を整えましょう。
実際に誰しも陥ることであり、成長過程になくてはならない出来事。
誰も悪く有りません。
私も、振り返れば、そんなときがあるよなぁと思い出しながら書いています。

長期的視野の欠如に気がつく

仕事に対して推進力のある人は目標達成に集中しすぎることがあります。
そのことから、長期的な視野を欠いてしまうことも多い。

今ここ!も大事です。
ですが、仕事や人間関係は続く、そしてどこまでも永遠に。
転職しようとも、キャリアが変わろうとも、常に自分に付きまとうものです。

だからこそ、もう一度、周囲との基礎固めをする。

  • 長期的な目標やビジョンを持ち、そのための戦略的な計画を立てること。
  • 定期的な反省や振り返りを行うこと。
  • 振り返り通じて、進捗状況や課題を把握すること。
  • 必要に応じた軌道修正を行う勇気を持つこと。
  • 軌道修正後の実践を行うこと。

そのことが、自分を高めつつ、周囲も高まる。
結果、組織の成果が伸びゆくことになる秘訣の一つです。

何かと戦っている自分を自覚する

仕事に対して推進力のある人は多くの場合、ストレスに晒されることがあります。
ストレスをうまく管理するためには、適切なリラックスタイムを作りましょう。
ストレス解消法を見つけることは思ったよりもできないと気がつくかもしれません。
常に、自分が自分に作っているノルマに対して全力になっているからです。
そして、自分の中の気持ちや願いや求心力など、心の中の何かと戦いはじめます。
だからこそ、

  • 適度な運動や趣味の活動を通じて、時間を自分自身に充てること。
  • いつもと違う日常が楽しさを見出すこともあるかもしれません。
  • そんな毎日のルーティンワークから脱出できる切り替えを行う。


そのことで、自分が勝手に作っている重苦しいストレスを軽減することができます。
自分も、周りの人も、心身の健康を保つための行動を起こしましょう。

まとめ

仕事に対して推進力のある人が陥りがちなデメリットは多岐にわたります。
ですが、自分に課せたミッションが、時には暴走してしまうことも誰しも共通することです。
特に、“やらねばならぬ”という使命感は推進力を高めてくれます。
ですが、強くなれば強くなるほど

  • マイクロマネジメント思考からの脱却
  • 長期的視野の欠如に気がつく
  • 何かと戦っている自分を自覚する

ことに目を向けることが必要になります。

そのことから、陥りやすい適切な対処法を取ることで過剰な負荷をおろしましょう。
あわせて、自己管理やチームマネジメントのスキルを向上させること。
持続可能なリーダーシップを発揮するための努力を惜しまないように。

それでは、次回の更新でお会いしましょう!

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この記事を書いたプロ

鎌田千穂

業務改善と人材育成のプロ

鎌田千穂(Chi-ho’s studio)

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