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【夏休み企画】バス・電車・高速道路やトンネルの不安や恐怖心を和らげるご自愛法 山梨 漢方 さわたや薬房

早川弘太

早川弘太

テーマ:メンタルケア 漢方




【乗り物での移動時に不安や恐怖を感じてしまう事ありませんか?】

いよいよ夏休みシーズンですね。休みといえば多くの方が新幹線などの電車や長距離バス

自家用車で高速道路やトンネルを使って移動する予定の方が多いと思います。

どこに出かけるにしても乗り物での移動は欠かせませんよね。

そんな身近な乗り物ですが、以外と

「乗り物が苦手」

という方も少なくありません。

これは乗り物酔いをする、という体調面で乗り物が苦手というわけでなく

バスや電車などに乗ると不安感が強くなったり

普通の道路ならそれほど気にならなくても高速道路やトンネルに自家用車で入ると不安や恐怖を感じてしまうという状態です。

実はこうした不調は決して珍しいものではありません。

そして

「みんな平気に乗っているのに私だけおかしいのかな」

と思う必要も決してありません。

今回は夏休み中の長距離移動はもちろん、普段の通勤や通学など含めて

なぜ移動中に不安になり体調を崩してしまいやすいのか?

その理由と、漢方の知恵を活用した車内や電車の中でも簡単にできる「気を巡らせる・気を降ろす」ご自愛法をなどをご紹介します。

なぜ、急に乗り物が不安になるのでしょうか?

飛行機はちょっと特殊な乗り物なので今回は除外しますが

身近な電車やバスなど大勢で乗る乗り物はもちろん

自家用車でもトンネルや高速道路に乗ると急に不安感が強くなり、動悸や息苦しさ、吐き気、胃の痛み、下痢などの不調を訴える方って実はけっこう多いんです。

確かにバスや電車は運転手にすべてを委ねて移動するので

「何か事故があったらどうしよう」とか「車両が故障するかもしれない」という考えは誰にでも多少はよぎるものです。

また、高速道路などは普段より速いスピードで車を走らせるので、それだけでも怖いという方もいますし

一般道以上に高速道路では事故も多いですよね。

また、トンネル内も狭くて長い空間に閉じ込められてしまうので、閉所が苦手な方はもちろんですが、なんとなくトンネル内って不安を感じても仕方ないかなぁ、思う部分はありますよね。

しかし多くの方がそんな状況に

「ちょっと不安」

は感じても

「まぁ、そんなこと滅多に起きないだろう」

「いつも大丈夫なんだから今回も問題ないだろう」

考えがその不安を打ち消してくれます。

しかし乗り物に乗った時に恐怖や不安を感じやすい方はそういう思考になかなかたどり着けず、いつまでも不安が心に残ってしまいます。

では、どんな人が乗り物に乗った時に必要以上に不安や恐怖を感じ、カラダの不調や心の不調につながってしまうのでしょうか?

乗り物に乗って不安や恐怖を感じるのは実は危険から身を守ろうとする警戒心の過剰反応

だと思います。

危険から「身を守ろう」

とする考えが敏感になればなるほど乗り物に乗る時の不安が強くなります。

では、どんな状態だと「身を守ろう」とする神経が過敏になるでしょうか?

【カラダの弱り=ピンチ】

動物にとって、カラダが弱っていたり、心身が疲れている状態は一種の「ピンチ」ですよね。

そんなときは本能的に

「身を守らなくては」

という考えが強くなります。

すると、

「こんなことが起きたらどうしよう」「途中で具合が悪くなったらどうしよう」

と、不安を感じやすくなり、普段なら気にならないことにも敏感になります。

簡単に言えば弱っている人の方が何かとビビりやすくなってしまいます。

現代医学で考えると、自律神経が過敏になっている状態とも言えるでしょう。

一方、漢方では、不安になると「気」が上へ上へと昇り、頭の中でぐるぐると考え続けてしまう状態になると考えます。

頭に血が上る、恐怖や不安で興奮しちゃうような状態です。

なので、漢方では不安や恐怖が強いときは気持ちを落ち着かせるために

気を巡らせて、気を下へ降ろしてあげること

を考えます。

これが、不安や過度な恐怖を感じた時の漢方的なセルフケアの基本です。

さらに漢方では、五臓の働きが弱ると、それぞれに対応した感情も乱れやすくなると考えられています。

肝ー怒り

心ー喜び

脾ー思い(不安・憂い)

肺ー悲しみ

腎ー恐れ

この5つがつながっていると考えます。

また、元気の不足、血の不足、潤いの不足なども、不安や緊張を感じやすくする原因の一つです。

なので、最近乗り物が怖い、不安という方は

「乗り物自体が怖くなった」のではなく

「不安を感じやすい体調になっている」

という見方もできると思います。

出発前に、まず体調をチェックしてみましょう

最近、乗り物に乗ると不安になりやすい方は、まずカラダ全体の調子を確認してみましょう。

・睡眠はしっかり取れているか

・胃腸の調子はどうか

・疲れがたまっていないか

・最近ストレスが続いていないか

・月経周期や更年期など、ホルモンバランスの変化はないか

もし思い当たることがあればまずは少しずつ体調を整えてあげることが大切です。

体調が良くてカラダに余裕があると、

「きっと大丈夫」

という安心感も自然と生まれやすくなります。

心身が健康な人ほど

「なんとかなるさ!どんとこい!なんかあっても大丈夫!」

という思考になると思います。

車・電車・バスの中でできる「気を巡らせる・気を降ろす」ご自愛法

不安になると、多くの人は頭の中だけで考え始めます。

「不安感が強くなってきた・・・どうしよう・・・」「また動悸や息苦しくなる発作が起きた・・・」

そんな時ほど大切なのは、

身体の感覚に意識を戻すこと。

これだけでも、不安のループから抜け出しやすくなります。

頭の中だけで考えるのではなく、カラダを活用しましょう。

呼吸を整える

まず最初は何と言っても呼吸です。

4秒吸って、8秒吐くくらいのイメージで、吐く息を長めにしましょう。

吐くたびに肩の力が抜けていくイメージを持つのがポイントです。

乗り物の中はなんとなく息苦しさを感じやすいので、調子が悪くなくても定期的に深呼吸しておきましょう。

自家用車なら、少し窓を開けて新鮮な空気を入れるのもおすすめです。

足元やお尻の感覚を意識する

靴の中で足の指をゆっくり開いたり閉じたりする。

地面に足の裏がちゃんとくっついている感覚を感じながら床を軽く踏みしめる。

座ったまま、かかとをゆっくり上げ下げする。

こうした小さな動きだけでも、ふくらはぎの筋肉が働き、気や血の巡りを助けてくれます。

さらに、

「今、お尻が座席についている」

その感覚に意識を向けるのもおすすめです。

頭の中から身体へ意識が戻り、

まさに

「地に足をつける」ならぬ「地に尻をつける」

状態になります。



肩をストンと落とす

緊張していると、多くの方は無意識に肩が上がっています。

息を吐きながら肩をストンと落としてみましょう。

それだけでも呼吸が深くなりやすくなります。

冷たい刺激を利用する

冷たいペットボトルや冷たいおしぼり、ボディーシートなどで、

手のひら首筋脚

などを軽く冷やしてみましょう。

冷たい刺激は、不安で頭がいっぱいになった意識を身体へ戻す手助けになりますし

不安と恐怖で頭に血が上ってしまったのを冷ます

まさに「頭を冷やす」効果があるのでオススメです。

首筋などをサッと冷やすと我に返る感じがしますよね。

遠くを見る

不安になると、人は視野が狭くなります。

スマホばかり見ていると、さらに緊張しやすくなることもあります。

窓の外の景色や空、遠くの山などを眺めてみましょう。

視野が広がることで、呼吸も自然と深くなりやすくなります。

ガムを噛む・ミントの香りを使う

一定のリズムで噛む動作は、緊張をやわらげやすいと言われています。

また、ミントガムやハッカ油などの清涼感のある香りもおすすめです。

爽やかな刺激が、不安でいっぱいになった意識を切り替えるきっかけになります。

ミントは薬膳では熱を冷まし、巡りを整えるので、不安や恐怖で興奮した気持ちを鎮めてくれます。

「逃げ道はある」と思い出す

高速道路でも、

「次のサービスエリアで休めばいい」

電車でも、

「次の駅で降りることもできる」

「困ったら駅員さんに相談できる」

そうやって、

逃げ道がゼロではないこと

を思い出してみましょう。

人は「逃げられない」と感じるほど、不安が大きくなりやすいものです。





一番大切なのは「身体に意識を戻すこと」

不安になると、

「どうしよう」

「また発作が起きたら」

と、頭の中だけで考え続けてしまいます。

そんな時こそ、

呼吸を感じる。

足を感じる。

お尻を感じる。

景色を見る。

香りを感じる。

味わう。

触れる。

こうした身体の感覚は、気持ちを冷静にさせてくれます。

頭で考えすぎるときはカラダに意識を持っていきましょう。

漢方でいう「気を降ろす」ということは、実はこうした身体感覚を取り戻すことにもつながっています。

また「カラダに意識を戻す」と言う意味ではツボなどを上手に活用するといいでしょう。

不安などにおすすめなツボをちょっとご紹介します。

場所はだいたいで大丈夫です。

手のひらや足の裏など、自分で刺激しやすい場所なので、不安なときは自分自身へのボディータッチで気を静めてあげましょう。

場所はだいたいでOKです。





不安をなくそうとするより、疲れをためないこと

不安は

「考えすぎるから起こる」

のではなく

「疲れているから考えすぎてしまう」

ので起こると僕は思います。

なので

不安を打ち消そうと頑張るよりも、

まず睡眠をしっかり取ること。

胃腸を整えること。

疲れをためないこと。

それが結果として、不安になりにくい心とカラダを育ててくれます。

「乗り物が怖い自分」を責める必要はありません。

今は少しだけ、カラダが

「慎重モード・ディフェンシブモード」

になっているだけなのかもしれません。

お盆休みで遠出の予定がある方は、ぜひ出発前に体調を整え、移動時間そのものをご自愛の時間に変えてみてください。

また、日頃の通勤、通学などで乗り物に乗るのがちょっと苦手中はぜひ日頃の体調管理で

「どんとこい!」

という体調にしてみましょう。

きっと、その旅行はもちろん、日々の生活がもうちょっと楽しく、楽になると思います。

ぜひ今回のご自愛法、お試しください♪

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早川弘太
専門家

早川弘太(販売職)

株式会社 沢田屋薬局

医療機関などでは、忙しくてなかなか話を聞いてもらえなかったご経験ありませんか?まずお客様のお話をゆっくりとお聞きさせていただき、一緒に不調の原因を考えていきます。漢方相談と健康相談を行っています。

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