美容&健康の大敵!体をサビさせない!体の酸化防止のための養生法とは?

前々回よりシリーズでお伝えしている漢方的脳梗塞対策。
サンドウィッチマンの伊達さんが最近この病気になったということで改めてその危険性と予防の大切さについて様々なメディアで報道されました。
脳梗塞は命に関わることはもちろんですが、後遺症がひどくなると寝たきりになってしまったり、様々な障害が残るなど、予防はもちろん、早期発見、早期治療が大切な病気です。
初回は対策を立てるためにも
『病気の仕組み』
をまず知ろう、ということで脳梗塞の種類とその原因についてお伝えしまいた。
2回目の前回は脳梗塞は早期発見、早期治療が何より大切な病気なので
『F・A・S・T』
という4つの早期発見につなげるための方法についてや、良い血流が脳梗塞の予防につながるということで、血流の大切さについてお届けしまいた。
今回は最終回として、血行不良、漢方的には『瘀血(おけつ)』と言われる状態にも様々な種類があり
原因別の対策差が漢方では基本なので脳梗塞につながりやすい瘀血の種類とその対策について今回はお届けいたします。
①食べ過ぎ・飲み過ぎで巡りが悪くなる
まず血行不良、瘀血の原因の中でも最もイメージしやすいのが、食生活の乱れではないでしょうか?
中医学では、脂っこいものや甘いもの、お酒などを取り過ぎて、体の中に余分なものがたまりやすくなった状態を「痰湿(たんしつ)」などと表現します。
現代医学でいう高血糖や脂質異常症と、そのままイコールではありませんが、
「食べ過ぎ・飲み過ぎを続けない」
という点では、東洋医学でも西洋医学でも共通して大切な養生です。
だから、
・腹八分目を心がける・脂っこいものや甘いものに偏らない・お酒を飲み過ぎない・日頃から体を動かす
という基本的なことが、まず大切です。
当たり前すぎて地味なんですが、結局こういうことが一番大事なんですよね。
②ストレスでも血の巡りは悪くなる
次が、
「気滞血瘀(きたいけつお)」
といって、ストレスなどによって「気」の巡りが悪くなり、それにつられて血の巡りも滞りやすくなると考える状態です。
強い緊張やストレスが続くと、体に力が入りっぱなしになったり、自律神経のバランスが乱れたりしますよね。
・肩や首がいつもガチガチ・寝つきが悪い・イライラしやすい・気分の波が大きい・胃腸の調子がストレスで変わる
そんな方は、まず日頃からストレスをため込み過ぎないことも「血の巡りのご自愛」になります。
運動したり、散歩したり、入浴したり、誰かと話したり。
自分なりに「気を流す時間」を作っておきたいですよね。
③血が不足していても巡りにくい
そして意外かもしれませんが、中医学では、
「血が不足している状態」
も巡りの悪さにつながると考えます。
これを「血虚(けっきょ)」といいます。
川をイメージしてください。
水がたっぷり流れている川と、水量が少なくなった川では、どちらがスムーズに流れるでしょうか?
水量が少なくなると、流れも弱くなりますよね。
血液も中医学では、
「十分な量があり、しっかり巡っていること」
が大切だと考えます。
ただし、中医学でいう「血虚」は、医学的な貧血とまったく同じ意味ではありません。
顔色が悪い、疲れやすい、肌や髪が乾燥しやすいなどの体調を含めて、中医学的に判断する状態です。
④汗のかき過ぎによる「潤い不足」
そして、今年は一段落しましたが、暑い時期に特に注意してほしいのが、
汗のかき過ぎや水分不足です。
大量に汗をかけば、体の水分は失われます。
脱水が進めば血液の状態にも影響し、脳梗塞のリスクにつながることがあります。
中医学では、こうした体の水分や潤いが不足していく状態を「陰虚(いんきょ)」などの視点から考えることがあります。
僕はよく「カレー」で例えるんですが、
作ったばかりのカレーは水分が多くてサラサラしていますよね。
ところが煮込んで水分が飛んでくると、だんだん濃くなってきます。
血液をそのままカレーに例えることはもちろんできませんが、
「水分が不足すると体の中の巡りにも影響する」
というイメージは持っておいてほしいと思います。
特に、
・大量に汗をかく運動が好き・ランニングや長時間の運動をする・サウナが大好き・ホットヨガなどでたくさん汗をかく
という方。
汗をかくこと自体が悪いわけではありません。
ただ、
「出したら補う」
ということを忘れないでください。
暑い時期に自分を追い込み過ぎる健康法は、かえって体への負担になる場合があります。夏場に脳梗塞になる方が多い原因の一つが漢方的にはこの陰虚だと考えられています。
⑤冷えも「巡り」の大敵
反対に、体が冷えやすい方も中医学では血の巡りが悪くなりやすいと考えます。
冷えると体は血管を収縮させ、熱を逃がさないようにします。
そこで中医学では、
「寒凝血瘀(かんぎょうけつお)」
といって、寒さによって血の巡りが滞る状態を考えます。
・手足がいつも冷たい・冷房が苦手・冬になると体調が悪くなる・冷えると肩こりや痛みが強くなる
という方は、日頃から体を冷やし過ぎないことも大切なご自愛です。
⑥元気不足でも流す力が弱くなる
最後が、
「気虚(ききょ)」
という元気不足の状態です。
中医学では「気」には血を動かす働きがあると考えます。
川で言えば、流れを生み出す勢いのようなものですね。
・すぐ疲れる・体力がない・少し動いただけで息切れする・食後すぐ眠くなる・何をするにも億劫
という方は、無理に激しい運動をするよりも、まずは睡眠や食事を整え、日常生活の中で少しずつ体力をつけていくことが大切です。
「瘀血だから脳梗塞になる」という意味ではありません
ここは大切なので、最後にしっかりお伝えしておきたいと思います。
今回ご紹介した、
・痰湿・気滞・血虚・陰虚・寒凝・気虚
などは、あくまで中医学で体質や体調を整理するときの考え方です。
「血虚だから脳梗塞になる」「冷え性だから脳梗塞になる」
という意味ではありません。
脳梗塞の医学的なリスクとしては、やはり高血圧、糖尿病、脂質異常症、心房細動、喫煙などをしっかり管理することが最優先です。
そのうえで漢方・中医学の考え方を、
「自分の生活習慣や体調を見直すための一つの物差し」
として活用していただければと思います。
自分の「巡りを悪くする原因」をチェックしてみよう
ひとことで「血行不良」といっても、人によってその背景は違います。
食べ過ぎている人。
ストレスが多い人。
疲れ切っている人。
冷えている人。
汗をかき過ぎて潤いが不足している人。
だからこそ、
「血流に良いものを何か一つ飲めばいい」
という単純な話ではなく、
自分はなぜ巡りが悪くなっているのか?
を考えることが大切なんですよね。
今回、同世代の伊達さんのニュースをきっかけに、改めて自分自身の生活を見直したいと思いました。
皆さんも、
「最近ちょっと食べ過ぎているな」
「ストレスがたまっているな」
「最近疲れが抜けないな」
「汗をかく割に水分をちゃんと取っていないな」
など、思い当たることがあれば、一度日頃のご自愛を見直してみてください。
そして何より、
顔のゆがみ、片腕の力が入らない、言葉が出にくいなど、
突然「いつもと違う」症状が現れた時には、漢方やセルフケアで様子を見るのではなく、迷わず救急要請を。
脳梗塞は早い対応が非常に重要です。
「ならないための毎日のご自愛」と、
「なった時にすぐ行動できる知識」。
この両方を持っておくことが、アラフォー、アラフィフ以降の僕らには大切なのではないでしょうか。
3回にわたり脳梗塞についてお届けしました。
最後までご覧下さりありがとうございました。
【漢方相談の申し込み&お問い合わせ・講演や執筆依頼・番組出演などお仕事のご依頼は下記より】
☆漢方相談オンライン予約はこちらから☆
https://reserva.be/sawatayakampo
☆ご予約&お問い合わせは公式LINEから☆
公式LINEでは独自コンテンツの配信中!
ぜひご登録ください〜
https://lin.ee/8PcigAl
メールの方はこちらから↓
☆ご予約&各種問い合わせフォーム☆
https://mbp-japan.com/yamanashi/sawataya/inquiry/personal/
☆さわたや薬房HP☆
http://www.sawataya.com
◇ポッドキャスト番組『コータの漢方RADIO』X・Instagram・note・さわたや薬房HPなど早川コータの各種コテンツはこちらから
https://lit.link/kotahayakawa


