美容&健康の大敵!体をサビさせない!体の酸化防止のための養生法とは?

前回は、サンドウィッチマンの伊達みきおさんが脳梗塞で入院されたというニュースをきっかけに、
「脳梗塞はなぜ起こるのか?」
ということをお届けしました。
伊達さんは僕より1歳年上で、ほぼ同世代。
40代、50代になってくると、脳梗塞も決して「お年寄りだけの病気」ではありません。
前回は、
・アテローム血栓性脳梗塞・心原性脳塞栓症・ラクナ梗塞
という3つのタイプや、動脈硬化、プラークなどについてご紹介しました。
今回はその続き。
まずは脳梗塞で絶対に知っておきたい「早期発見」のポイントを確認したうえで、後半では、
漢方・中医学では「血の巡り」をどのように考えるのか?
というところを掘り下げてみたいと思います。
脳梗塞は「時間との勝負」
脳梗塞で何より大切なのが、早期発見・早期治療です。
脳の血管が詰まると、その先の脳組織へ酸素や栄養が届かなくなります。
そのため、異変が起きてから治療につながるまでの時間をできるだけ短くすることが非常に重要です。
そこで覚えておきたいのが、
「FAST(ファスト)」
という脳卒中のサインです。
F=Face(顔)
笑った時に、
・顔の片側が下がる・口元がゆがむ
などの異変がないか。
A=Arm(腕)
両腕を前に伸ばした時に、
・片方の腕に力が入りにくい・片方だけ下がってくる
といったことがないか。
S=Speech(言葉)
・ろれつが回らない・言葉がうまく出てこない・簡単な言葉が言えない・話している内容がおかしい
といった異変がないか。
そして最後が、
T=Time(時間)
こうした症状が一つでも現れたら、
「ちょっと様子を見よう」ではなく、発症した時間を確認して速やかに救急要請する。
これがとても大切です。
伊達さんも、言葉がうまく出てこないことが異変に気づくきっかけだったと報じられていました。
本人が気づくこともあれば、
「なんか今日、話し方がおかしくない?」
「顔の左右が違う気がする」
など、家族や周囲の人が先に気づくこともあります。
だからこそ、自分だけでなく家族みんなでFASTを知っておくことが大切だと思います。
数分で治ったから大丈夫、ではありません
ここでもう一つぜひ知っておいてほしいのが、
「しばらくしたら治ったから大丈夫」
とは限らないということです。
脳梗塞と似た症状が一時的に現れ、その後消えてしまうことがあります。
これを
「一過性脳虚血発作(TIA)」
といいます。
一時的に脳への血流が悪くなり、その後血流が戻ることで症状が消えるものですが、本格的な脳梗塞の前触れとなる場合があります。
ですから、
「5分ぐらい手が動きにくかったけど治った」
「一瞬ろれつが回らなかったけど元に戻った」
という場合も、
症状が消えたから放置するのではなく、速やかに医療機関へ相談することが大切です。
ほかにも、
・突然、片方の目が見えにくくなる・視野の一部が欠ける・急に強いめまいやふらつきが出る・まっすぐ歩けなくなる
など、いつもと明らかに違う神経症状が突然現れた時も注意が必要です。
そして、経験したことのない突然の激しい頭痛などは、脳出血やくも膜下出血など別の脳卒中の可能性もあります。
いずれにしても、
「なんかいつもと違う」
という突然の異変を軽く考えないこと。
これが大切です。
脳梗塞は「なる前」のご自愛も大切
もちろん脳梗塞は、なってしまった時の対応だけでなく、当然のことですが
「ならなためには&再発させないためにはどうすれば良いか?」
が大切です。百の治療より一つの予防。なってしまうと大変ですが、ならないための予防は日頃から可能です。
前回お話ししたように、
・高血圧・糖尿病・脂質異常症・喫煙・肥満・運動不足・過度な飲酒
などは、脳梗塞のリスクと深く関係します。
ここについては、西洋医学的にも血圧や血糖、脂質などをきちんと管理しておくことが脳梗塞予防として大切だと言っておりますが、共通することはすべて
「血行不良」
につながるということです。
脳梗塞という病気を原因から考えた場合「血行不良」が大きな原因であることは間違いありません。
めちゃくちゃ簡単に言えば良い血流であれば脳梗塞を防ぐことが可能、ということです。
では漢方・中医学では、こうした「血の巡り」をどう考えるのでしょうか?
ちょっと漢方的な目線で脳梗塞の予防について考えてみましょう。
漢方で考える「瘀血」とは?
漢方・中医学では、血の巡りが滞った状態を
「瘀血(おけつ)」
と表現します。
「瘀血=血液がドロドロしている」
というイメージを持っている方も多いと思います。
もちろんそれも一つのイメージなのですが、中医学でいう瘀血は、もう少し広い考え方です。
つまり、
「血の流れがスムーズではない状態」
全体をとらえているんですね。
血液そのものの状態だけではありません。
流す力が弱くても、冷えていても、潤いが不足していても、ストレスで巡りが悪くても、結果として「血が滞りやすい状態」につながると考えます。
ここが漢方の面白いところだと思います。次回は脳梗塞の予防につながる、瘀血の種類別ご自愛法などについてお届けいたします。
ぜひ次回の配信もご覧ください。
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