え!?男性の2.5倍も!?注意しているのに『なぜ女性に脂質異常が多いのか?』【山梨 漢方 さわたや】

今日は先日読売新聞を読んでいたら面白い記事があったので、それについて触れていきたいと思います。
そのニュースがこちらです。
読売新聞の記事によると、高市早苗首相は24日、地元選挙区内にある奈良県天理市の並河市長と首相官邸で面会したそうです。並河氏によると、首相は奈良産の漢方が入った飲み物を就寝前に飲んでいると明かし、「睡眠をしっかり取れるようになった」と語ったということです。首相は先月、X(旧Twitter)で「就任以来、0~3時間睡眠が常態化」と多忙ぶりを強調し、物議を醸したということで、なかなか面白いニュースですよね。
8月24日の読売新聞オンラインより
そして、ANNのホームページでも同じような内容のニュースが紹介されており、その内容の中で
高市総理大臣が地元・奈良県天理市の並河市長らと面会し、「奈良産の漢方を寝る前に飲んで、睡眠が取れている」と話したというものです。市長の談話では、「総理は最近、奈良産の漢方で『大和当帰』というのがあるんですが、これをお休み前に飲まれることで、睡眠がしっかり取れるようになったと聞いて」
8月24日のABCニュースHPより
ということでした。
大和当帰は奈良などで栽培される薬草で、高市総理はこれが入ったドリンクを寝る前に飲んでいるということです。
大和当帰は奈良県の特産品として2012年より葉の部分は医薬品からハズレたことにより食用されたり、入浴剤などに使われているそうです。
高市総理は就任間もない頃、SNSに
「0~3時間睡眠が常態化」
と投稿して以来、持病のリウマチのこともあり体調を不安視する声が広がっていました。
何かと高市総理大臣の睡眠時間や健康状態がが注目を集めておりますが、
そんな時に奈良県産の「大和当帰」という生薬が入っているドリンクを現在愛用しており
睡眠が取れるようになったという嬉しいニュースが入ってきました。
「大和当帰」とは?
この「大和当帰」というのは、奈良県で栽培されている薬草です。
簡単に言うと漢方薬によく使われる「当帰」という生薬の、非常に上質のもの、という感じです。
基本的な薬効としては主に中国で栽培されている、一般的な漢方薬に使用される当帰と同じような働きがあると考えられています。
歴史ある奈良県で
漢方が伝来したのが一節では飛鳥時代と言われているので
当時の都のあった奈良県で作られている生薬
と言うだけでなんとなく効果が出そうな気がしますよね。
さて、ここで僕がちょっと注目したいのは、高市総理が、この大和当帰が入ったドリンクを飲んで、
「睡眠がしっかり取れるようになった」
とおっしゃっていたところなんです。
別に大和当帰含めて生薬の当帰に睡眠薬のような働きがあるわけではないので
体調が整っておそらく睡眠の質が少し良くなったんでしょうね。
商品名は出ていないんですが、「大和当帰」でちょっと調べてみると、大和当帰とビタミンB6が入っている医薬部外品のドリンクがいくつかありました。
ここでは具体的な商品名などは誤解を招く恐れもあるので差し控えますが、このようなドリンクだけでなく、当帰という生薬は元々様々な漢方薬に使われております。
ちなみに僕のお店で販売している、代表的な当帰メインの漢方薬に「婦宝当帰膠」というものがあります。
美容や毎日の健康維持で服用する方もいらっしゃいますし
何よりさまざまな婦人科トラブルなどに使う、僕のお店でも非常に人気のある漢方薬です。
では、この【当帰】という生薬にはいったいどんな働きがあるのでしょうか?
当帰は昔から「女性の宝」と呼ばれてきた
当帰というのは、もともとセリ科の植物で、中国では昔から「女性の宝」と呼ばれてきました。
特に女性の健康や美容に欠かせない生薬として、昔から知られています。
中医学的には、血液の量が不足したり、その働きが低下した「血虚」(けっきょ)という状態を改善する「補血薬」(ほけつやく)として使われます。
血(けつ)を補う「補血作用」と、血液の循環を良くする「活血(かっけつ)作用」を合わせ持っている生薬として
美容はもちろん、貧血や冷え性、生理痛、生理不順、更年期障害といった女性特有の症状にも非常によく使われます。
また血の不足は冷えや潤い不足により筋肉をこわばらせてしまい
(なぜかと言うと、血液がたっぷりないと筋肉が固くなり痙攣したり、釣りやすくなったり、筋肉がギシギシして、例えるなプルプルのお肉でなく、ビーフジャーキーのようなパサパサした状態となるので)
関節トラブルや筋や腱のトラブルにもつながります。
血の不足からの潤い不足は更年期世代の女性に関節トラブルが急増する大きな原因の一つと漢方では考えられています。
こういう血が不足した方に使う処方の多くに当帰が使われており
代表的なところでは
「当帰芍薬散」
などが有名ですが
当帰がメインで入っている処方は、基本的に血液がちょっと不足している状態の方に使うものが多いんですね。
改めて当帰の主な漢方的働きとしては、
・血液を補う・皮膚や腸など全身を潤す・血液の循環を改善する・月経を整える
このような働きがあると言われています。
なので僕のお店では、妊活中の女性はもちろん
プレ更年期から更年期真っ只中の方によくおすすめしております。
お悩みの不調としては貧血気味の方や冷え性の方
血が不足してめまいや耳鳴りが出る方
肌荒れや便秘、肩こり、頭痛などでお悩みの方など
いろいろな症状の方にご紹介しております。
☆万能薬ではないのでご注意を
ただし、ここは皆さんに気をつけていただきたいところです。
今挙げたすべての症状に当帰が入っている漢方薬や当帰自体がオススメ、というわけではありません。
あくまでも漢方的に
「血(けつ)が不足している状態のときに起こる、様々な症状」
に対して使用するということです。
不調を治す、というよりは『血虚を治す』というふうに捉えておくと間違いないと思います。
漢方では
『同病異治』(どうびょういち)
といって、同じ病名でも原因や体調、体質で治し方も使うお薬も変わるので
『私は〇〇病だから〇〇湯』
というように病名で漢方処方を選んではいけません。
なぜ高市総理は「大和当帰」で眠れるようになったのか?
話を元に戻しましょう。
では、高市総理がなぜ「血を増やす当帰」が配合されているドリングを飲んだぐらいで(ぐらいで、と言ったら失礼ですが)
しっかり寝られるようになった、とおっしゃったのでしょうか?
ちょっと考えてみましょう。
実は漢方では
「血の不足」
と睡眠には非常に深い関係があると考えます。
漢方では内臓機能などをつかさどる五臓というものがあり
その中の一つに
「心(しん)」
といって、心臓の「心」と書きますが
心臓の機能と、血の巡り、そして精神活動とつながり深いと考えられる場所があるのですが
この『心』にちゃんと血が不足する
「心血虚」(しんけっきょ)
という状態になると、精神活動が非常に不安定になったり、睡眠の質が悪くなったりすると考えます。
『こころ』が不安定だとうまく眠れないし、気持ちも落ち着かないのでゆっくり寝よう、という気持ちにもならずに焦って休めなくなってしまいます。
『寝てる暇なんてない!』という状態ですね。
どう考えてもちゃんと寝て、健康状態を良くしなければいけないことはわかっているのに
『心』(しん)
が弱っていると気持ちが不安定となり
『どんとこい!なんとかなるさ!』
そういう強気や思い切った決断もできなくなり
思考も前向きになりにくくなり
自分をどんどん追い込んでしまうのです。
心が不安定になれば当然ですが神経過敏となり
睡眠の質が悪くなったりします。
また、血の不足が心や睡眠に影響すると考えるのは漢方だけではありません。
西洋医学的にも貧血に付随する症状の一つに
『不眠』
があります。
理由としては
貧血や体内の鉄分不足は、脳内の神経伝達物質の乱れや酸欠状態を引き起こし、睡眠障害や不眠の原因になるからです。
ですから、血液を補う生薬入りのドリンクを飲むことで高市総理の心が少し安定し、それによって良い睡眠が取れるようになった、と考えることもできるのかなと思います。
激務による「血の不足」があったのかもしれない
高市総理は体格から見ても、カラダも細身でアゴもシャープなので咀嚼力も弱そうで(総理、大変失礼致します。。。)
あまり胃腸が強く見えません。
最近かなり忙しくて、お食事などもゆっくり取ることができていないのではないでしょうか。
どちらかというと痩せ型の女性なので、食べたものから元気や血液を作る力が、もともとそうだったかどうかは分かりませんが、激務によって低下していて、気がつかないうちに少し
「血の不足」
のような状態になっていたのかもしれません。
☆持病の関節痛と血虚の関係
また、高市総理はリウマチが持病であるということで、手のこわばりなども先ほどお伝えした通り
漢方では血の不足から起きたりするので、そういったところとも少しつながりがあるのかなと感じました。
高市総理は日本の政治の責任者ですので、本当に体調だけはぜひ気をつけていただきたいと思います。
当帰入りのドリンクで少し体調が回復されているようなので、そういったものを今後も活用したり
漢方薬には血を補う専門的な物がいろいろ良いものがありますので
もしよかったら漢方薬などももっと上手に活用して、体調を整えていただけると日本の国力も上がるのではないかと思います。
だれかぜひこそっとお伝えください。。。
先程もちょっと触れましたし、いつもポッドキャストの番組でもお伝えしていますが
何かを決断したり、行動するためには当たり前のことですが
体力が非常に重要です。
体が弱っていると気持ちも弱気になるし、決断するための胆力も低下すると漢方では考えます。
体が弱っていると、心も弱ってしまいます。
できるだけ良い体調で日本の舵取りをしていただきたいと思いますので、ぜひ漢方薬も高市総理には上手に使っていただけたらと思います。
☆「高市総理が眠れたから私も」は注意
今回この話をしたのは、どこかで皆さんも、
「高市総理が大和当帰の入ったドリンクを飲んで、しっかり寝られるようになった」
というニュースを目にして
「じゃあ私も眠れないからそれを飲んでみよう」
とならないためです。
大和当帰も素晴らしい生薬だと思いますし、当帰入りの漢方薬で素晴らしいものがたくさんあります。
しかしすべての人の不眠や睡眠の質の悪さに当帰や当帰を使用した漢方薬の効果があるわけではありません。
ここはぜひ気をつけていただきたいと思います。
「女子は血をもって本となす」
当帰は昔から「女性の宝」と言われているぐらいです。
閉経している、していないなどに関係なく、漢方にはもともと、
「女子は血をもって本となす」
という言葉があります。
女性の健康は、血液がたっぷりあることが基本だよ、という考え方です。
ぜひ皆さんも体全体の調子を整えて、常に質の良い血液が、たっぷりと、円滑に体の中を巡っているような状態を維持しましょう。
美容と健康の何よりの基本です。
今回は高市総理が愛用している漢方ドリンク、というニュースを引用してお届けさせていただきました。
少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。
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