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コラム

決断する・思いっ切るにも健康が大事〜石橋は叩いたら渡れない

2020年7月18日 公開 / 2021年3月2日更新

テーマ:メンタルケア 漢方

コラムカテゴリ:美容・健康




どうも!

思いついたら割とすぐに何でもやってみるほうです。

まずやってみることって大事ですよね。

さわたや薬房の早川です。

昔からそうだったのか?と言われるとよくわかりませんが、ここ数年は間違いなく何かを『やる』『やらない』で思い悩むことはあまりありませんでした。

やるか?やらないか?の判断は早いと思います。

多くの方が『なかなか決断ができない』というお悩みを持っていると思います。

決断力がある人と、ない人の違いってどこにあるのでしょうか?

『性格』でしょうか?

確かに性格もあるとおもいますが、その性格と非常にリンクしているのが体調・体質です。

今回は『決断するにも健康が大事・石橋は叩いたら渡れない』

というテーマでお届け致します。

☆石橋は叩いたら渡れない

今回のサブテーマですが『石橋は叩いたら渡れない』です。

一般的には慎重な方や行動のことを『石橋を叩いて渡る』といいますよね。

これが決して悪いと言っているわけではありません。

渡る石橋が安全かどうか?

渡った先が安全かどうか?

確かめもせずに即決して渡るのは『決断力』があるのではなくただの無鉄砲であり、荒っぽい言い方をすれば『バカ』です。

本当の決断力というのはリスクはあっても行動を起こすことでプラスになるときちんと判断できる力だと思います。

どんな状況でもこの決断力というのは大切です。

僕ら人間は常に色々と決断をして過ごしています。

朝ごはん何を食べようか?

洋服は何を着ようか?

仕事はどの手順でススメていこうか?

などあげだしたらキリが無いぐらい毎日決断をしています。

このような日常的な決断だけでなく、大きな決断をするときもあります。

例えば

好きな人に告白をしよう、デートに誘おう

転職をしよう

新しい事業を始めよう

結婚しよう

家を立てよう

進学先の学校を決めよう

など人生を変えるような決断をすることはいくらでもあります。

そんな時、やっぱり自分の意志で、自分の思いで決断をしたいですよね。

自分では決められず、親に決めてもらう、他人に決めてもらう、多数決で決めてしまう、

このような決め方だと責任の所在がはっきりしないので、決まったことに対して責任が生じなので行動が中途半端になってしまったり、途中でやめてしまったりすることが多々あります。

決断をして、結果として上手くいかなったとしてもそれを決めたのは自分なので、失敗したことが次へのステップとなり、必ず行きてきます。

諦めなければ、辞めなければ、人生に失敗はない、なんてよく言いますよね。

また、仕事でも良い決断を素早くできる方が利益があがると言います。

石橋を叩いて、叩いて、叩いて、叩き続けて、周りが石橋を渡った先で利益をたくさん出しているのを何度も確認してから、やっと石橋を渡ったら、もう石橋の先は何もなかった、なんてよくブルーオーシャンとレッドオーシャンという例えで使われますよね。

先行者利益などもあるので、素早くチャレンジすることって仕事でも大事ですよね。

では、僕らは良い決断をするにはどうすればよいのでしょうか?

当然、色々な情報を頭にインプットして学ぶことは大切ですが、最後はやっぱり『心』の状態だと思います。

中医学では実は決断することもカラダの状態とつながっていると昔から考えていたのです。

☆肝は決断の腑

昔から心の状態と内蔵の働きはつながっていると考えていました。

例えば

腑に落ちない

断腸の思い

腸が煮えくり返る

などは有名です。

では、決断できない、決めれないような人のことをどんな表現で表すでしょうか?

例えばこんな場合に使われる言葉がありますよね。

コータ君『先輩、ゆうと君、まだあの子に告白してないみたいですよ〜もう間違いないのにね〜』

ヤスオ先輩『でもさ〜あいつ「肝が据わってない」からなぁ〜』

コータ君『ですよね〜』


そうです、決断できる人、堂々としている人を「あいつは肝が据わっている」といいますよね。逆に決めれないと

「肝が据わってない」と言いますよね。

実は中医学では決断は「肝」(カン)とつながりが深いと考えられています。

肝はストレスで弱る場所と中医学では考えます。

また、血液がたっぷり必要な場所なので、血液不足の状態だと肝の働きが低下すると考えます。

それ以外にも食べ過ぎ、飲み過ぎでも肝は弱るので、普段から

「決めれない」
「踏ん切りがつかない」
「石橋を叩きすぎて渡れない」

そんな方で肝の弱りのサインが出ている方は体調を整えることで良い決断ができるよになるかもしれません。

◆肝の弱りのサイン
イライラ・抑うつなどの情緒不安定 自律神経の乱れ全般 目が疲れやすい 生理痛・生理不順 肩こり
髪や爪の弱り 筋肉の痙攣 胸や脇腹の張るような痛み 痔 便秘 など

すべてが肝の弱りとは言えませんが、複数当てはまる場合は肝の弱りのサインかも知れません。

肝の養生については「肝」についてお伝えさせてもらったnoteをぜひ御覧ください。

https://note.com/sawataya/n/n6967108877a4

☆病気の時は弱気になる

中医学では肝の弱りが決断を鈍らせる、という話をしましたが、中医学的に考えなくても、病気でカラダが弱っている時、僕らは良い決断ができるでしょうか?

仕事でチャンスがあり、リスクはあっても挑戦することで大きな利益を生む可能性がある仕事があるとします。

そんな時に、会社の社長の体調が悪く決断を迫られた時に良い判断ができるでしょうか?

人間は病気の時は多くの場合弱気になります。

それは身を守ろうとする働きが強く出るからだと思います。

リスクの部分が大きく写ってしまい、チャンスよりもそちらの方に目が言ってしまい、判断を謝ることがあると思います。

逆に、判断力が低下すると、ヤケクソではありませんが、守ろうとする気持ちが強く出すぎで、神経が過敏になり、攻撃的になってしまうことで、仕事の判断を誤ったりすることがあります。

なので、僕たちが正しい決断、素早く正しい決断をするには「健康」でいることがすごく大切なのです。


☆健康であることは自信を生む・自信があると勇気が出る・勇気があれば行動できる

今回は良い決断をするには健康であることが大切、ということについてお伝えさせてもらいました。

決断ということについて、僕がとても感銘をうけた話を以前、業界の大先輩がしてくださいました。

その話は日本の工業発展の礎を作り、登山家としても有名な西堀栄三郎先生の著書「石橋を叩けば渡れない」という著書に記されている内容でした。

※以下、西堀栄三郎先生の著書 「石橋を叩けば渡れない」より
(内容は要約しております)

〜新しいことや革新的なことをする時に、危険を感じながらもあえて実行することを「冒険」という。

そして、これをあえてやるという気構えが勇気である。

勇気とは、思い切って結構する気迫だ。

だが、それは単に強引にするということではない。まず、それをやれるという「自信」というものがないと勇気が出てこない〜

というお話でした。

勇気を出すための自信とは「自分を信じること」

自分を信じるためにもまず、体調が良く、シンプルな表現ですが元気でいることが大切だと思います。

僕たちの自信はどこから湧いてくるのでしょうか?

気力体力の充実が僕は一番大切だと思います。

病気でカラダが弱っている時、自分に自信が持てるでしょうか?

悩みやストレスで心が弱っている時に、自分に自信が持てるでしょうか?

中医学で「肝は決断の腑」というのは伊達ではありません。

肝は心の疲労でもカラダの疲労でも弱りを見せます。血液を蔵している場所なので心にもカラダにも影響が出るのです。

皆さんもこれから様々な決断をすることがたくさんあると思います。

その時の良い決断、自分自身が納得できる決断をするためにも、常に良い体調を維持しておきましょうね。

この記事を書いたプロ

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