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老後の運用は、どうあるべきか?

2018年9月7日 公開 / 2022年4月1日更新

テーマ:不動産投資と年金対策

コラムカテゴリ:住宅・建物

コラムキーワード: 投資信託退職 手続き

皆さんこんにちは。
和不動産の仲宗根です。
本日テーマは、【老後の運用は、どうあるべきか?】という内容で書き進めて参ります。

案外減らない老後の支出

人生100年時代と言われるようになり、近年老後の心配から資産運用を検討する人が増えています。下の図をご覧ください。老後になっても、毎月の支出は大幅に減るわけではありません。しかし、もらえる年金は少なく、社会保障の負担増など暗くなる話題ばかりが、私たちの元には届けられます。



現在の社会情勢では、収入増を期待することも難しく、無貯金の割合が増加していることも見逃せません。





そのため、資産運用を検討する人が、少なくありません。しかし、金融庁が実施した銀行で投資信託を購入した人の損得の統計では、必ずしも上手く運用できている人ばかりでないことが分かります。




資産運用に慣れていない人が、上手く運用できるとは限らないところが資産運用の難しいところです。まずは、資産運用に求められていることから考えていきましょう。

年金の補てんは、インカムゲイン!

多くの人が資産運用に取り組む理由は、年金の補てん。それであれば、キャピタルゲインを狙うのではなく、長期的なインカムゲインの獲得を検討した方が好ましいと言えます。



キャピタルゲインは、景気の変動によって上手くいくこともあれば、上手くいかないこともあります。しかし、インカムゲインは景気の変動に関係なく、ほぼ確実に得られる収入のことを指すのです。例えば、インカムゲインの代表である家賃収入は、景気の変動に関係なく、入居者が入居している間、契約した賃料を得ることができます。これは、景気に連動されることの無い収入です。

このように安定した収入を得ることが、年金の補てんには必要なことと言えます。


せっかく貯めたお金を使えない資産運用もある

資産運用は、資産を増やすという意味で考えている人も多いと思います。しかし、せっかく貯めたお金が使えないことも、問題だと考えています。

下の図をご覧ください。



お金が足りないと、支出を見直し抑えるという我慢をする人が多いという調査報告書です。これを老後の運用に、置き換えてみましょう。

定年退職後の安定収入は、年金です。年金が足りない分は、預貯金を取り崩すことで補てんします。定年退職し、安定収入がなくなると、その補てんとして貯金を取り崩します。すると図のように、先々何があるかわからないから、お金を使わない生活にシフトする人が多くなることでしょう。

一方、年金とプラスαの安定したインカムゲインが確保できていれば、毎月入る収入の範囲で生活を楽しむことができるようになります。

せっかく将来のためにと貯めた貯蓄を老後の運用に使えないのは、考えものです。将来の人生を楽しむためにも、資産運用の方法を考え直してみるのも良いかもしれませんね。

今回のコラムは、ここまでです。最後までお付き合い頂きましてありがとうございます。次回のコラムもお楽しみに!

和不動産 仲宗根和徳

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この記事を書いたプロ

仲宗根和徳

アフターフォローで評判の不動産投資アドバイザー

仲宗根和徳(株式会社和不動産)

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