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小田原漂情

国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師

小田原漂情(おだわらひょうじょう) / 学習塾塾長

有限会社 言問学舎

コラム

国語力を伸ばすには

2011年9月6日 公開 / 2012年3月31日更新

テーマ:総合学習塾・言問学舎

コラムカテゴリ:スクール・習い事

コラムキーワード: 国語 勉強法

<国語力を伸ばすには> 実践編まとめ

 国語力を伸ばす方法、それはひと言でいえば、「文章を読み、心の幅を広げ、感じたことを自分で書きつづる」ことです。

 具体的な手順は、次の通りです。

①あまり長くない、かつ、学習する本人の関心が深い読み物を、きちんと読み込む。子どもが親の指導を受け入れる環境ならば、ともに読み、音読させ、感じたことを語り合う。

②本人が、感じたことを書き出してみる。初めはメモで十分。次いで、短い文章の形にしてゆく。

③段階的に、視覚的な要素を少なくし、あるいは長い文章、一冊のまとまった本へと、読む対象を変えてゆく。一冊の本に対しても、①②を忘れずに継続する。

以下、効用についてまとめます。

Ⅰ.音読の効用
 音読することは、第一に「国語の楽しさ」に直結する。第二に「誤読の防止」「正確な読み取り」を可能にする。そしてリズムや抑揚を身につけることで、日本語の性質がおのずと身につき、文章・作品の味わいを知ることにつながってゆく。

Ⅱ.書くことの効用
 感じたことを「書く」ということは、自分が感じたことをとらえ直し、再構成することであり、「自己表現の入り口」にほかならない。書くことで文章・作品の面白さも再発見できるし、「楽しい、面白い(または悲しい)と感じた自分自身」をも、より深く知ることへとつながる。ここに「国語を学ぶことの要諦(ようてい=かなめ)」があり、ひいては長じてからの作文・小論文執筆や、面接のための自己検証につながるものがある。

Ⅲ.継続の効用
 漫然と「同じこと」を続けるのでなく、進度・理解度に応じてレベルアップを図りつつ、手順①~③を継続する。「読書感想文コンクール」へのチャレンジなども、目標としては十分(ただし、最終目標ではない)。学習する(本来、このように肩肘張る必要もない)本人が、自分自身で成長を実感し、自分に向いたテーマを見つけることができるようになって、自ら新しい挑戦を志すことができるようになる、そうした「成長」こそが、「国語力を伸ばす」ことの最大の効果である。そのためにはある程度息の長い「継続」が必要である。

 以上、言問学舎ホームページ「国語力を伸ばすには」で連載してきた「実践編」のまとめをご紹介します。なお、言問学舎ホームページ上で連載をご覧下さっていた皆様には、この「まとめ」のアップが予告より大幅に遅れましたことをお詫び申し上げます。

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小田原漂情
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有限会社言問学舎の取材記事はこちら!
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