キーボードの一部のキーが入力できなくなった!すぐにできる解決法とは?
OfficeのインストールにはMicrosoftアカウントが必要
家電量販店などで販売しているメーカー製パソコンの多くには、標準で個人用の「Microsoft Office (MS Office)」が付属(プリインストール)されています。法人向けパソコンや、ダイレクトショップなどのカスタマイズ(BTO)モデルでは、Officeの有無をオプションで選ぶ形式が一般的です。
最近のWindows 11パソコンでは、Officeのライセンス管理方法が大きく変わっています。以前のような「プロダクトキーが印刷されたカード」は同梱されなくなりました。ライセンスはパソコンの基板(ハードウェア)に電子的に埋め込まれる「デジタルアタッチ(Digital Attach)」方式へと移行しています。
※メーカー製のWindows11パソコンでプリインストールタイプのOfficeは、新規セットアップの際に通知からインストールを促される。
パソコンの初期セットアップ時、または購入後に初めてOfficeアプリを起動した際、画面の指示に従って「Microsoftアカウント」でサインインすることで、そのアカウントにOfficeのライセンスが自動的かつ直接紐付けされる仕組みになっています。
ライセンスがいったんMicrosoftアカウントに紐付けされれば、Officeソフトの不具合や万が一パソコンが故障してリカバリ(初期化)したりしても、同じアカウントでログインするだけでいつでも無料で再インストールすることが可能です。
※パソコンに付属しているOffice2013のライセンスカード
※ディスクは付属していない。プロダクトキーが記載してあるカードが付属。ネットからダウンロードしてインストールする。
※Office2019のライセンスカード。ひと回り小さくなっているので紛失しないように。
Officeのインストール時には必ずMicrosoftアカウントが必要です。インストールページにMicrosoftアカウントでサインインしなければプロダクトキーの入力ができず、ダウンロードもできません。ですからもちろんインストール自体できません。初めてのセットアップ時にはMicrosofアカウントがない場合は事前に新規作成する必要があります。
パソコンに付属しているOfficeの再インストール
新規にではなく何らかの原因でOfficeを再インストールする必要が出てくることがあると思います。PCをリカバリや初期化した後にOfficeを復旧するには以下の手順でインストールすることが可能です。
再インストールには以前使っていたOfficeをインストールする際に使用したMicrosoftアカウントとパスワードが必要になります。控えがある場合は以下よりIDとパスワードを入力しサインインします。

「サービスとサブスクリプション」を開き、使っていたOfficeの登録表示があれば、「インストールする」リンクをクリック。
ダウンロードされたインストーラを実行するとOfficeのダウンロードとインストールが始まります。
プロダクトキーの入力は必要ありません。
該当する以前のOfficeがここに表示されていない場合、サインインしたそのアカウントは以前のOfficeインストールに使用したアカウントではありません。
再インストールは以下からもセットアップが可能です。その場合は、Officeの登録表示の「プロダクトキーの表示」でプロダクトキーをコピーして入力するとインストールが可能です、
インストールについて詳しくは以下を参照。
MS公式ページ「プレインストールされた Office をセットアップする」
※メーカー製PC添付のMicrosoft Office「PIPC版」
(Microsoft 365 Personal Office 2024 Office 2021 Office 2019、2016 Office Premium)
『重要事項!』
メーカー製PCに付属していた添付のMicrosoft Officeは「PIPC版」といって1PC、1ユーザー、1アカウントが利用条件です。最初に登録したユーザー以外や他の2台目のパソコン、また新規に新しく別のパソコンを購入した場合などにライセンスを移し替えることはできません。
Officeの再インストールがうまくいかない最大の原因
Officeの動作がおかしくなってアンインストールした際や、トラブルでパソコンを初期化した際に、必ず必要になるのが「Officeの再インストール」です。しかし、ここで多くのユーザーが「再インストールできない!」「ライセンス認証が弾かれる!」という大きな壁にぶつかります。
その原因のほとんどは、「最初にOfficeを有効化した(紐付けた)Microsoftアカウントがどれなのか分からなくなってしまった」ということです。
特に以下のようなパターンでトラブルが激増しています。
1. 初期設定をショップや業者、知人に依頼したケース
パソコン購入時に、設定代行業者や店舗のサポート、あるいは家族や知人に初期設定を任せた場合です。その際に作成・使用された「Microsoftアカウント」の控え(IDとパスワード)を受け取っていない、または紛失してしまい、再インストール時に持ち主本人がサインインできないパターンが最も多いです。
2. 自分で設定したが、アカウント情報を忘れたケース
パソコン購入時に「とりあえず」で新しくMicrosoftアカウントを作成し、その後は顔認証(Windows Hello)やPINコード(暗証番号)だけでログインしていたため、作成したアカウントのメールアドレスやパスワードを全く覚えていない、記録していないパターンです。
3. 「新しいアカウントを作ればいい」という勘違い
「設定時のIDパスワードが分からないから、新しくMicrosoftアカウントを新規作成して、そこからインストールし直そう」と試みる方が非常に多いのですが、これは絶対に失敗します。
画面に「このライセンスは別のアカウントで既に使用されています」といったエラーが表示され、弾かれてしまいます。
Microsoftアカウントとプロダクトキーは紐付きになっている
なぜ新規作成のアカウントでは再インストールできないのでしょうか。それは、Officeのライセンスが「最初にサインインしたひとつのMicrosoftアカウント」と完全に結合(紐付け)され、マイクロソフトのサーバーに記録されるからです。
一度この紐付けが完了すると、後から別のMicrosoftアカウントへライセンスを引っ越しさせることは原則としてできません。たとえパソコンの持ち主本人であっても、サーバー側からは「最初に登録されたアカウントではない=ライセンスのない無関係な人」と判定されてしまうため、キーの有効化やダウンロードが拒否される仕組みになっています。
つまり、「最初に紐付けた、あの時のMicrosoftアカウント」を何としてでも思い出すか、控えを探し出さなければ、そのOfficeのライセンスは失効したも同然になってしまうのです。諦めて買い直すとなると、数万円の予期せぬ高額な出費を強いられることになります。
諦める前に試したい!アカウントを探す・回復するヒント
まだパソコンを初期化する前、あるいは手元に当時の環境が残っているなら、以下の方法でアカウント情報が見つかる可能性があります。
① ブラウザ情報、Windowsの資格情報マネージャーを探す
ブラウザのパスワードマネージャ内を検索
Windowsがまだ起動する状態であれば、システム内にアカウントの痕跡が残っている場合があります。
フラウザの「パスワードマネージャ」内に、「live.com」のID,パスワードが確認出来たらそれがOfficeライセンスに使用したアカウントの可能性があります。
Windowsの資格情報マネージャーを探す
1. スタートボタンの横にある検索バーに「コントロールパネル」と入力して開きます。
2. 「ユーザー アカウント」>「資格情報マネージャー」を開きます。
3. 「Web資格情報」や「Windows資格情報」の欄を確認します。ここにOfficeの有効化に使用したMicrosoftアカウント(メールアドレス)やパスワードのデータが保存されていることがあります。
ただし、この方法はすでにリカバリを行ったりWindowsを新規インストールした状態では反映されません。ですから、リカバリやクリーンインストールする前に控えを取っておく必要があります。
●最後に以下の各種Microsoftのアカウントを回復させるページでも回復を試してみる価値があります。
Officeの再インストール成功へのヒント
●office.com でサインインした後に Office をインストールできない
●Officeで使用のアカウントとパスワード忘却時の対応
●Microsoft アカウントにサインインできない場合
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/12429/microsoft-account-cant-sign-in
●アカウントの回復
https://account.live.com/resetpassword.aspx
●メールでアカウントに関するサポートを受ける
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/12401
※問い合わせ用のアカウントを一時的に新規作成して、復旧したいアカウントについて尋ねる。解決後、一時的なアカウントは削除する。
Officeのライセンスは、今や「紙のカード」ではなく「Microsoftアカウント」そのものです。パソコンを購入した際の最初のセットアップで使用したアカウント情報は、万が一のトラブルの際に命綱となります。忘れてしまわないよう、必ず手帳や安全なパスワード管理ツールなどに厳重に控えを取っておく習慣をつけましょう。
どの方法でも解決しない場合の代替案
以上で示した方法でも解決しない場合、代替案として互換ソフトの利用という方法もあります。
どうしてもワード、エクセル形式のファイルが必要な場合、以下のコラムを参考にしてください。
●買ったパソコンにワード、エクセルがない!安全無料の互換ソフト「LibreOffice」で代替しよう!
https://mbp-japan.com/saga/pc-pro/column/4007150/
こちらのコラムもご参考ください。
どのWindowsにどのOffice製品が対応しているのか、検証してみた
https://mbp-japan.com/saga/pc-pro/column/4010173/
急にWebサービスのIDとパスワードが自動入力できなくなった!わからなくなった
https://mbp-japan.com/saga/pc-pro/column/5051920/


