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高塚哲治

欠陥住宅問題を解決し良質な建築の創造へ導く一級建築士

高塚哲治(たかつかてつじ) / 建築家

タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所

コラム

マンション「外壁タイル」の広範囲に及ぶ剥離:「欠陥住宅(55)」

2013年5月20日 公開 / 2020年12月28日更新

テーマ:欠陥住宅

コラムカテゴリ:住宅・建物

 仕事の途中、偶然目撃しました。マンション「外壁タイル」の広範囲に及ぶ剥離です。
 建築物全域に渡る外壁タイル張りに関する不具合(接着不良/亀裂/目地の欠損等)の発生原因は、
①下地コンクリートの面精度の不良と剥離防止対策工事(「MCR工法」「目荒らし工法」「下地モルタル吹付け工法」等)の未実施、および下地補修の不完全性。
②「モザイクタイル張り」工法の採用に伴う施工管理不良(叩き込みの不足/ドライアウト/オープンタイムの管理不良)。
③「マスク張り」(壁ユニットタイル改良圧着張り)工法の未採用。
④適切な位置への「伸縮調整目地」の未設置に伴う浮きの拡大。
⑤設計監理/施工管理が適正に実施されていない。
 などです。
 欠陥工事対策などに精通した専門家に調査を依頼することが大事になります。









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