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高塚哲治

欠陥住宅問題を解決し良質な建築の創造へ導く一級建築士

高塚哲治(たかつかてつじ) / 建築家

タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所

コラム

「欠陥住宅(21)」マンション「音」問題

2012年8月7日 公開 / 2020年12月28日更新

テーマ:欠陥住宅

コラムカテゴリ:住宅・建物

 マンション専有部で多く寄せられる相談は、「音」に関する悩みです。
 分譲マンションは、それぞれに上階からの「音」の伝播を防ぐ対策が行われていますが、床から生じた「音」がコンクリートの壁を介し、下階へ伝わる「音」を完全になくすことは難しいのが実情です。
 【床の遮音等級(L値)】という数字があります。(L値)には、(LH等級:重量衝撃音)と(LL等級:軽量衝撃音)があり、(LH等級:重量衝撃音)は「足音、飛び跳ねる音など」に対応した等級で、(LL等級:軽量衝撃音)は「物を落とした音、椅子の移動音など」に対応した等級です。一般的には、LHとLLの区別なく、L値から受ける感じで「遮音等級」の目安が表現されています。
 品確法の性能表示においても等級が定められています。
 マンション購入時、リフォーム時などには注意が必要です。


(LH等級とLL等級)


(「遮音等級」の目安)


(性能表示と等級)


(代表的なマンションの床遮音工法)



調査鑑定/設計監理/CM(コンストラクションマネジメント)
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所

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