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コラム

15時の鮮度チェックが、売上と生産性を大幅に上げる‼

スーパーの業務改善

2018年5月30日

スーパーマーケットにとって、「高い鮮度の商品を、お客にお届けする」ことは、戦略上最も重要な意味を持ちます。

あなたのお店で販売している野菜や魚、肉などの生鮮品、そして、日配品は高鮮度でしょうか・・・?
そしてそれは、『地域で、ダントツに飛びぬけた鮮度』でしょうか・・・?
更に、お客は、そう感じているでしょうか・・・?



鮮度チェックは、単に商品の見た目や日付などのチェックするという作業に止まりません。

そこには、
①マーケティングで重要な、商品のクオリティを高位に保つ
②オペレーション上の、生産性を高める
という、両側面があるということを正しく理解する必要が有ります。


スーパーマーケットの鮮度チェックの意味とは

業態を超えた競争が厳しさを増す中、スーパーマーケットにおける、『高鮮度品の提供』は最重要課題です。
いまだに、価格のことばかりを考えている経営者も多いいるようですが、本質的な問題の解決策はそこではありません。

業態特性上、スーパーマーケットの強みは、生鮮品にあります。
価格を無視するということでは決してありませんが、スーパーマーケットは、生鮮品の品揃えと品質を強化して勝負することが出来ます。
また、そのことで、生鮮品の粗利益高を拡大出来れば、戦略的値入れMIX(厳密には、営業利益MIX)を可能にして、NB商品の価格戦略の実効も可能にします。

自社の生鮮品の鮮度(品質)を『地域ダントツにする』ことが、営業戦略上の重要なことなのです。


鮮度チェックの正しい方法を決める

店舗段階での鮮度チェックとは、部門のチーフ(責任者)が全ての商品の鮮度を、厳密にチェックすることです。
そのためには、責任者の意識変革と教育制度が重要になってきます。

「何故するか(コンセプト)」を正しく理解していれば、どういう行動(方法)を取るかは、自然と見えて来ます。


間違いだらけの鮮度チェック

会社によって、鮮度チェックの時間はまちまちですが、開店時・昼・夜など1日のうちに複数回行う店舗も少なくありません。

1日に何度も鮮度チェックを行うと聞くと、一見その店舗がとても意識が高いように聞こえます。
しかし、鮮度チェックを複数回実施したからといって、必ずしも、売り場の鮮度が保たれるわけでも、ましてやお客様の満足度があがるわけでも、売上が上がるわけでもありません。
鮮度チェックは、適切な時刻、そして方法よって行なわれてこそ、意味があるのです。

鮮度を見極めのことのできる目(目利き)。
お客に「高鮮度品を届ける」という意識(コンセプト)。
を持った人がやるのが、鮮度チェックです。
それは、企業の重要業務なのです。


15時の鮮度チェック4つのメリット

スーパーの鮮度チェックを15時に行うメリットは、大きく4つあります。

①お客からの信頼を構築する
自社のコンセプトや戦略(鮮度管理基準)に沿って、基本的に値引き(見切り販売)を早々に行います。
プロの目利きによる日々の見切り販売は、お客の期待を上回ることになります。
商品の値引きは、一時的に損をしますが、長期的に見れば、お客様との信頼の構築に繋がり、結果的に来店頻度を上げることになります。

②商品発注の精度が上がる
15時という時間帯は、昼のピークを過ぎて夕方からのピークに備える時間帯です。
重要なポイントは、昼のピーク後に売り場とバックルームの在庫を確認して、各商品の売れ行きを判断します。
同時に商品の鮮度を確かめて、夕方のピーク前に「どの商品を本日中に売り切るのか」を決めることが重要です。
スーパーマーケットの発注業務は、概ね営業日前日の夕方以降に行われます。
売り切る商品を決めることにより、在庫量を確定した後に発注作業を行うことになり、各商品の発注量決定が容易になります。

③粗利益が上がる
早期の見切り販売は、値引き幅を小さくします。
そして、現場の商品動向確認とPOSデータの実績(ベスト、値引きレポートなど)確認を行えば、発注数量の精度を高めることが出来るます。無駄な仕入れは減り、商品ロス、機会ロス共に減少するようになります。

④人時数の削減ができる
商品ロスが減り、発注の精度があがるということは、無駄な作業が減ることを意味します。
商品の出し過ぎや、鮮度劣化商品の引き上げ作業。
また、その処理のための作業にかけていた人時数を大幅に削減できます。
その分、チーフは本来の仕事である、販売計画やその発注など、付加価値業務に注力して人時を投入できるようになります。



今一度、現場を確認してください・・・。
自社の生鮮品の鮮度が、『地域ダントツ一番』であるか・・・?
「地域ダントツ一番』を目指しているか・・・?
そのための行動を取っているか・・・?

業務改善の軸足をこの点に充てることは、会社の将来に大きく関わります。

■ 『スーパーの業務改善』 その他の参考記事
  ⇒ スーパーの業務改善入門
  ⇒ スーパーの業務改善


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