コロナ禍で受けたダメージは大きい。だからこそ【音楽の力】

2022年8月9日

テーマ：脳トレ、認知症予防

コラムカテゴリ：美容・健康

コラムキーワード：認知症予防、ボイストレーニング、ボーカルトレーニング

考えたくないですが日々私たちは老化しています。
それは抗えない事実です。でも、そのスピードを遅くしたり老化の進行を遅らせることはできるのではないかな？と思っています。

私の講座の懐かしい歌を扱うものでは80代・90代の方の参加も多く
現在もコロナの感染予防に気をつけながら、または気になるときはお休みされたりして加減をしながら学びに来られています。

帰りには「ここにくると3日は元気が続くのよ」とか
「今日は楽しかった〜」
中には私のことを労わり優しい言葉を投げかけてくれる人
「やっぱり音楽が好き」「歌うと気持ちいい」「スッキリしたわ」などなど・・・・
その輝くような笑顔が大好きです。

コロナ前からも感じていたのですが年齢という数字では括れない何かがある。
それは何だろうか？と考えてみます。
いいこともいっぱいあるけれど気になることもある。

その中でこういうことも。
少し脳の動きが緩くなったのかも？と思う場合このようなことがあります。
・歌集などの「次にどの曲を勉強するか」ページや題名を伝えたがしばらくしてもそれがわかっていない。歌が始まってから近隣の人に聞く行為を行う人が一定数いる

それにはいくつか理由があります。
・聴力の低下によって聴き取れていない
・言われたことをすぐ忘れてしまう傾向がある
・そもそもぼんやりしていてその作業に加われていない
・ついうっかり

こちらの対策としては
・マスクをしていて講師の声が聞き取りにくいかもしれないのでマイクを使用する。
ただこれはマイクを使っても症状によっては「うわんうわん響いて聞こえない」らしいです。
かといって、受講を遠慮してほしくないです。
耳の聞こえと認知症には深いつながりがあるように感じています。
要するに人とのコミュニケーションが少なくなる、心が閉ざされてしまうことが原因です。

・曲の説明や音楽の楽語の説明をしながらホワイトボードへ次の情報を書き加える
ページ数などを書いてみます。
できれば前の方へ座っていただきたいです。よく見えるように。
どんな講座でもどうぞ前を開けないように。

それから今は一緒に歌った後ランチなどで集まりにくくなっていますが
以前はこういうことも多かったようです。

・感情の制御が難しくなり、つい人を叱ってしまう。嫌なことばかり言う
・自分のこと、身内の自慢話ばかり、しかも毎回してしまう。
それはわざとではなくきっと脳の働きのせいだと思うのですが、人はそうは思わないです。「あの人と食事に行くと自分の自慢ばっかりで感じ悪いわ」と誘わなくなる、会話しなくなるようなことも起きてきてしまいます。

このコロナでダメージを受けた心と体と脳。

やっぱりそれを癒し、生きる力を与えてくれるのには「音楽」がおすすめです！

・楽器の練習に打ち込む（指も脳もイキイキと）
・音楽の歴史を知る
・歌を歌う
・人と声を合わせて歌う
そしてやっぱり「音楽の素晴らしさをキャッチする」「多岐にわたるジャンルをチョイスして楽しむ」

ご自分に合った形で音楽ライフを楽しんでください。

先日参加した片付けのイベントの後、撮ってみました。たまには私のマスク無しの顔もご覧ください（笑）
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