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コラム
歌で脳トレ【工夫しながら楽しく認知症予防】仰げば尊し・春よ来い
2022年1月26日
歌の講座では最初に少し体を動かします。
それから呼吸のことを。
息が長く吐けるように「Sーーーー」と、Sの子音で伸ばしたり
時には「イエイエイエイエイ」などの母音を軽く柔らかく言いながら伸ばしたりも。
「仰げば尊し」をメロディー抜きで
2月、3月は「仰げば尊し」などを歌うことが多いです。
「蛍の光」と同じように人気のある歌です。
この「仰げば尊し」のメロディ(音の上下)を抜きにして、
同じ高さの音で歌詞だけを言ってみます。(声を出しながら軽く歌詞をのせてみる)
最初の「あおげば尊しわがしのおんーーー」あたりはスムーズにいくのですが
音程をつけず同じ高さの音で歌詞を言いながら伸ばしてみると
1番の終わりのあたりになると、あれあれ、皆さんの声がちょっと小さくなるのです。
「え?おかしい。この曲の歌詞はバッチリおぼえているはずなのに」
「おかしいねえ」
あらら。いったいどうしたのでしょうか?
「じゃあメロディをつけて歌ってみよう」と皆で話して普通に歌ってみます。
こちらは問題なし。みんなちゃんと歌えます。
スラスラと歌詞が出てきます。次の歌詞はなんだったっけ?と思う必要がないのです。
またメロディ無しで歌詞だけを言うと、
「ちょっと不安~」という声が上がります。
「そうか。やっぱり旋律(メロディ)とセットだから歌える、おぼえているのね〜」と話しました。
脳とは、記憶とは不思議なものです。
メロディーと一緒に歌詞をおぼえているようです。
「春よ来い」を五十音で
ある時は「春よ来い」を歌ってみました。まずは普通に歌詞をつけて。
次はある本で見かけた方法です。
最初から、「アイウエオ、カキクケコ、、、」と五十音を順番に歌詞のかわりに「春よ来い」のメロディで歌います。
最後は「ヤイユエヨ」になるのですが
やはりこの方法も最初の方は比較的簡単に歌え、みんなの声も自信ある感じでしっかりしていますが
「ナ行」あたりから少し自信は揺らぎ、「ハ行」「マ行」あたりになると、バラバラになったり、
わからなくなって笑い声が聞こえてきます。
「いい脳トレになるなあ」「案外難しいね」という声。
百点満点だったらいいのではなく、
いつもと違うことをやろうとするだけでも脳のトレーニングになるそうです。
また、できなくてみんなで顔を見合わせて笑うのもきっといいことだと思います。
家に一人でいてはできないことを外で誰かとすることも。
ぜひ皆さんも上記の「歌で脳トレ」試してみてください
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