公用文用語 もと(「下」と「元」と「基」)の使い分け
× こちらがカタログになります。
○ こちらがカタログでございます。
× 役不足につき、私には到底務まりそうにありません。
○ 力不足につき、私には到底務まりそうにありません。
× Aチームが圧倒的な敗北を喫しました。
○Aチームが圧倒的な勝利を収めました。
× 弊社のサービスをご利用できます。
○弊社のサービスをご利用になれます。
× 明日13時にA社の山本部長が参ります。
○ 明日13時にA社の山本部長がいらっしゃいます。
×元旦の朝
○ 元旦 注:「元旦」は1月1日の朝のこと)
× 新年明けましておめでとうございます
○ 明けましておめでとうございます
※「明ける」は、旧年が終わって新年になるという意味
× 連日暑い日が続く
○ 連日暑さが続く/○暑い日が続く
× 必ずしも必要ない
○ 必要ない
× 全て一任する
○ 一任する/○全て任す)
× 挙式を挙げる
○ 挙式をする
× かねてからの懸案
○ 懸案
× あとで後悔する
○ 後悔する
× 各位様
○ 各位
注:各位=皆様(方)。「各位」という言葉に敬意が込められているので「様」は不要)
× 春一番の風
○ 春一番
二重表現のなかでも、許容されているものもある。
■犯罪を犯す ■被害を被る ■歌を歌う/踊りを踊る ■指を指す ■遺産を遺す ■選挙戦を戦う ■上を見上げる
「に」と「へ」の違い
× 事務所へ行く
○ 事務所に行く
× 打ち合わせへ行く
◯ 打ち合わせに行く
× 選挙へ行く
◯ 選挙に行く
× 出張へ行く
◯ 出張に行く
× 視察へ行く
◯ 視察に行く
◯ 学校への道
◯ 目標へと突き進む
「に」と「を」の違い
× 営業のコツは、話の聞き方だ。
○ 営業のコツは、話の聞き方にある。
× 社内では、規則がある。
○ 社内には、規則がある。
× 絶対に当選するだろう
○ 絶対に当選する
× それほど深刻な問題だ
○ それほど深刻な問題ではない
× おそらく無理だ
○ おそらく無理だろう
× たぶん来る
○ たぶん来るだろう
× きっと合格する
○ きっと合格するはずだ
× もしかして転勤になる
○ もしかして転勤になるかもしれない
× やがて終わる
○ やがて終わるだろう
× 今にもくずれる天候だ
○ 今にも崩れそうな天候だ
× どうやら虫歯だ
○ どうやら虫歯のようだ
× いかにも君の考えることだ
○ いかにも君の考えそうなことだ
× まるで観音様だ
○ まるで観音様のようだ
「一生懸命」の本来の形は「一所懸命」