コラム
2021/04/10 ロータリークラブ会長の心得
2021年4月12日
2021/04/10 ロータリークラブ会長の心得
本日は、鳥取市で、当地区第1グループと第2グループ合同IMが開かれた。
盛大なものであり、内容も見事であった。
IMのテーマは、「ロータリーは出会いの場」である。
基調講演には当地区の伊藤パストガバナーの「ロータリーの過去・現在・未来」という演題でなされた。
記念講演は、京都大学防災研究所教授の森信人さんの「気候変動がわが國の自然災害に与える影響とその適応」であった。
いずれの講演も、内容の濃いもので、かつ、教えられることの多いものであった。
ところで、この日、岩崎ガバナーエレクトから、今月25日に開催予定の地区研修・協議会の会長エレクト部門で、冒頭10分間、「ロータリークラブの会長の心得」を語ってほしいと要請を受けた。
そこで、IM終了後の鳥取から岡山への帰路、列車の中で、その心得を10か条にまとめてみた。
実は、「まとめてみた」と書くと、私自身が実践できているような書き方になるが、そうではない。ここでまとめた10か条は、私自身への叱咤と教えの言葉として考え出したものだ。
恥ずかしながら。
ロータリークラブ会長としての心得10か条
1.会員ロータリアンを知ること(顔、氏名、職業、健康状態や出席状況)
2.会員ごとに、その長所を調べ上げ、誉誉褒褒(私の造語:褒める言葉)を作っておくこと
3.例会ごとに、全体として偏りのない方法で、何名かの会員に対し言葉かけをすること
4.一能(本業)を磨き、理念・諺・標語・格言・箴言などを作っておくこと
(「職業奉仕」と言うだけでは、理解されにくため)
5.Togetterを心がけ、セレンディピティ(予想外の発見)を楽しむこと
6.アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)や毀毀貶貶は禁句
(毀毀貶貶は私の造語:意味は人を貶すこと)
7.吝嗇は失敗を招く実際(例:朱公の故事)を理解し、思い切ってお金を使う 奉仕のために
8.ポストが人をつくることを理解し、ポストに就く要請に対しては、「はい」か「イエス」か「喜んで」で応じること
9.ロータリアンは、ロータリアンの温かいまなざしで育てられることを知ること
10.毎年1回、5年先を見据えたRCの戦略を練ること
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