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2021/01/29 セレンディピティ(予想外の発見)を信じよう
2021/01/27付け日経新聞によれば、米インターネット通販大手アマゾン・ドット・コムは、ボストンにある技術開発拠点を拡大したうえ、今後数年間で3000人超の従業員を新たに雇用し、音声認識人工知能(AI)「アレクサ」など成長分野の技術・ソフトウエア開発などを担うことを報じたが、同時に、このアレクサチームを指揮する主任科学者、ロヒット・プラサド氏が「私たちは、他人と同じ場にいるときに起こるセレンディピティ(予想外の発見)を強く信じている」と語ったことも報じた。
ところで、インターネットで調べると、セレンディピティとは、英語では「serendipity」と書くようである。
この言葉は18世紀のイギリスの小説家であるホレス・ウォルポールの造語とされている。
彼は、予定どおりの実験をするつもりが手順を間違えて、結果的に世紀の大発見に繋がる等の偶然の発見をすることを、serendipityと言ったようだ。
ロヒット・プラサド氏の言った「私たちは、他人と同じ場にいるときに起こるセレンディピティを強く信じている」との言葉から臆断すると、彼は、人が集まり共同作業をしたときに起こる効果をセレンディピティと言ったものと思われる。
となれば、この言葉は、日本の諺にある「三人寄れば文殊の知恵」に近い言葉なのだろう。
ロータリアンにとって「togetherをする機会」は、極めて重要な価値観になっているが、ここからセレンディピティも、数おおく生まれてきたであろうし、くるであろうと思われる。