コラム
2021/01/25 ロータリアンも孫子に学ぶべし
2021年1月25日 公開 / 2021年1月27日更新
2021/01/25 ロータリアンも孫子に学ぶべし
孫武が著した「孫子」の教え、すなわち孫武の思想の根底にある教えは、「人を知れ!」ということだ。すなわち、人間心理に対する透徹した洞察力を持て、ということだ。
人の心の動きを洞察できる能力は、現在を生き、明日に期す、企業戦争の中を生きる人には、絶対、身につけておかなければならない能力であるが、斯界のリーダーたらんと欲するロータリアンには、特に必要とするものだと思う。
では、人を知るには、どうするべきか?というと、人の行動から導き出される経験則を数多く知ることだ。
一例を挙げてみる。
「孫子」は、「鳥立つは伏なり」という。これは、鳥が飛び立った時は、敵勢が潜んでいる情況証拠だと教えているのである。ここから、情況証拠を見逃すな、という教えに普遍化することもできるのだ。
ちなみに、「鳥立つは伏なり」は、我が国の源平合戦は富士川の戦いで、平維盛(たいらのこれもり)軍五万が、水鳥の羽音から源氏の伏勢のあるのが分かったものの、それに対し勝つための策を立てるのではなく、恐れ、戦わず、京へ逃げ帰り、世人の嘲罵(ちょうば)を浴びることになってしまった。
これだと孫子を学ぶ意味すらないことになってしまう。
こういうのを論外という。
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