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2020/11/07 13:51 ⑪梅吉が10年間でした奉仕の内容と費用

2020年11月7日

テーマ:菊池捷男のガバナー日記

コラムカテゴリ:法律関連

2020/11/07 13:51 ⑪梅吉が10年間でした奉仕の内容と費用

1934年、梅吉は、財団法人三井報恩会の初代理事長になるにあたり、三井信託銀行の社長を退任し会長になり、三井銀行の取締役も退任した。
財団や、この年に常議員に就任した日本赤十字社などのする、奉仕に専心するためである。
では、梅吉は、財団理事長としてどのような仕事をしたかというと、「財団法人三井報恩会要覧」などによれば、同財団法人設立以来10年間で、①ハンセン病療養施設3500床分の寄付、②癌治療のためのラジウムの寄付(当時「人類の幸福に寄与する快挙」とたたえられる。)、③結核療養所18施設への寄付、④済生会27病院を新設、⑤富士山の山頂気象観測所への補助金寄付、⑥農村振興・更生のため、⑦社会教育のため、⑧学術研究・実験のための費用その他で、総額1753万5066円を支出している。
現在価値では、数百億円規模のものになるのであろう。

この記事を書いたプロ

菊池捷男

法律相談で悩み解決に導くプロ

菊池捷男(弁護士法人菊池綜合法律事務所)

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