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2020/11/03 ⑨ 日本でのロータリークラブの発展

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テーマ:菊池捷男のガバナー日記

2020/11/03 ⑨ 日本でのロータリークラブの発展
一 国内では、
1020年に、日本で初めてロータリークラブが誕生したこと、1922年には大阪RCが設立されたことはすでに触れたが、続いて神戸、名古屋、京都、横浜、京城(現在の大観民国ソウル)にもRCがつくられていった。
梅吉は、これらのRCの設立を主導していった。
梅吉のRCの設立には、一つの哲学があった。それは、RCの会長には超一流の人物をあてて、その求心力で、RCを質の高いクラブにすることであった。
例えば、神戸RCの会長は、明治の元勲松方正義の三男であり川崎造船所初代代表取締役社長の松方幸次郎に据えた。
松方幸次郎は、東京国立博物館に西洋美術作品「松方コレクション」に寄贈したことで有名な美術収集かでもあった。
京城ロータリークラブは、1927年、斉藤實(その後首相になる)が呼びかけて、設立している。
なお、斉藤實は、「ロータリーの精神が立派なのはいうまでもないが、ボクがロータリーを好きなのは、例会での進行と規律である。わずかⅠ時間であれだけの能率をあげる会はほかにあるまい。」という言葉を残している。
二 国際面では、
1926年、梅吉は、アメリカのコロラド州デンバーで開かれた国際大会で、アジアから初めての国際ロータリーの理事に選ばれた。
このような背景があり、同年、京都を非公式に訪問していたイギリスの王子が予告なしに京都ロータリークラブの例会を訪問したことがマスコミに報じられ、ロータリークラブの存在が一躍有名なものになった。
1928年、日本の7RCでRI第70区が発足し、梅吉は初代地区ガバナーになる。
同年、東京の帝国ホテルで、日本初の太平洋地域ロータリー大会(第2回大会)が開かれる。田中義一首相や皇族も参加するほどの盛況であった。
1929年には、京都で初めての地区大会を開催した。
また、同年、米吉は、アメリカのテキサス州ダラスで開かれたロータリー世界大会に、RI第70区地区ガバナー(この時点で2度目のガバナー)として出席。米吉は、この年から「ガバナー通信」(後のガバナー月信)を発行するようになる。
なお、梅吉は、さらに翌年度も地区ガバナーを務めた。

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