コラム
020/07/05 ロータリーの変化と進化
2020年7月5日 公開 / 2020年7月16日更新
020/07/05 ロータリーの変化と進化
今年度の国際ロータリーの会長であるホルガー・クナーク氏は、今は変化の時代だ。変化に対処できないものは、コダックが倒産したように埋没する。
だから、ロータリーは進化すべきだ。と言われ、傘下のロータリークラブに、進化のための種々の処方箋を与えた。
その処方箋は、今はここで書かない。
私が十分には、咀嚼できていないからだ。
たしかに、ロータリーは、近年大きく変化し、進化している。
国際ロータリー(RI)の進化は、2016年と2019年にあった規定審議会での決議以後でも、
①その構成員を、世界のロータリークラブだけとしていたものを、世界のロータアクトクラブも加えたこと。
②ロータリークラブの会員資格は、それまで職業人(専門職を含む) としていたのを、これに奉仕をする人も加えたこと。
③ロータリアンが帰属する職業名(「職業分類」という)に対する制約を撤廃したこと。
④メーキャップ(所属クラブの例会を欠席する場合は、一定の日数の範囲内で他のクラブの例会に出席すべきこと)に対する日数制限を基本的には撤廃したこと)
⑤「RIの事務総長を新しくRIのCEO(最高経営責任者)としたことだ。
これらの変化と進化は、ロータリーがグローバルな奉仕(ロータリー用語でいう「国際奉仕」)に注力していることの表れといってよい。
近年、奉仕を受ける側の発展途上国で、ロータリークラブやロータリアンが急激に増えているのは、歓迎の表れとみる。
なお、ロータリーが目指す奉仕の対象(重点分野)は、次の七つである。
・平和構築と紛争予防
・疾病予防と治療
・水と衛生
・母子の健康
・基本的教育と識字率向上
・地域社会の経済発展
・環境の保全{これはごく最近追加されたもの)
関連するコラム
- 2021/06/05 上場会社の株式の贈与と税金問題 2021-06-05
- 2021/03/16 私の手に持つ撞木の小ささを嘆く 2021-03-16
- 2020/11/10 岡山岡南RC公式訪問記 2020-11-11
- 2021/01/10 2021年を占う 5 政策保有株式が削減される 2021-01-10
- 2020/08/09 見よ、あの素晴らしきロータリアンを! 2020-08-11
コラムのテーマ一覧
- 時々のメモ
- コーポレートガバナンス改革
- 企業法務の勘所
- 宅建業法
- 法令満作
- コラム50選
- コロナ禍と企業法務
- 菊池捷男のガバナー日記
- 令和時代の相続法
- 改正相続法の解説
- 相続(その他篇)
- 相続(遺言篇)
- 相続(相続税篇)
- 相続(相続放棄篇)
- 相続(遺産分割篇)
- 相続(遺留分篇)
- 会社法講義
- イラストによる相続法
- 菊池と後藤の会社法
- 会社関係法
- 相続判例法理
- 事業の承継
- 不動産法(売買編まとめ)
- 不動産法(賃貸借編)
- マンション
- 債権法改正と契約実務
- 諺にして学ぶ法
- その他
- 遺言執行者の権限の明確化
- 公用文用語
- 法令用語
- 危機管理
- 大切にしたいもの
- 歴史と偉人と言葉
- 契約書
- 民法雑学
- 民法と税法
- 商取引
- 地方行政
- 建築
- 労働
- 離婚
- 著作権
- 不動産
- 交通事故
- 相続相談
カテゴリから記事を探す
菊池捷男プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。