コラム
2020/09/19 政治家の嚢中の錐の先は、言葉なり
2020年9月19日
2020/09/19 政治家の嚢中の錐の先は、言葉なり
9月15日、自由民主党の総裁に、菅義偉さんが選ばれた。
当然の人選であろう。
彼は、嚢中の錐である。
嚢中の「嚢」とは、布の袋のことであり、「錐」とは、大工道具のキリのことだ。
ここから、「嚢中の錐」とは、布の袋の中に入れた錐の先がやがて頭を出すように、やがて周囲の人にわかってくる、すぐれた才能の持ち主のことをいうのだ。
そして、囊から突き出る錐の先は、政治家の場合、言葉だ。
菅義偉さんの場合も、周囲の人に知られるようになる「錐の先」は、言葉だ。
彼の口から出る言葉には、実行を可能にする明確な意味がある。また、インパクトもある。
だから、彼は、無派閥ながら、周囲の人にその才能が買われ、圧倒的多数の賛意を得て総裁に選任されたのだと思う。
翌日、管さんは、第99代内閣総理大臣に指名されたが、その直後から、彼が言葉が、実行されだした。
嚢中の錐の面目、躍如たるものありだ。
【言葉の意味】
錐嚢中に処るが如し:(「史記」平原君伝から)錐の先が袋から突き出るように、英才は隠れていてもいつか必ず真価を現すということ。(大辞泉)
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