コラム
さすが安倍首相 見事。以後この件は、山下貴司元法相の再登板で対処ありたい
2020年5月18日
私は、安倍首相を全面的に支持する者の一人である。
その政策の良さ、人品骨柄の良さ、日本経済の成長と政治の安定などは、安倍首相ならではのものと思っている。
長期安定政権が続くのも、ここに理由と原因があると思う。
そして、今後にも、大いに期待している。
ところが、このようなときに、降って湧いたような大問題が発生した。
それは、内閣の判断によって、検察庁幹部の定年を延長することが可能となる検察庁法の改正問題だ。
この問題には、日頃政治的な意見を言わない芸能人や元検察庁幹部を含む多くの国民から疑問が投げかけられた。
それでも、政府と与党は、この法案を国会で通そうとしているかのごとき発言がなされ、私は、内心、安倍首相に、
九仞の功を一簣に虧かくことするなかれ!
澎湃と沸き起こった民意を軽視するなかれ!
と祈る気持ちで、独り胸の中で叫んだものである。
そして、今日。
インターネットで見ると、政府与党は、法案の今国会での成立を見送ることにしたらしい。
これを知り、私は、安堵した。
ここにも、安倍首相の見識があったものと思われる。
なお、私は、安倍首相に、山下貴司元法務大臣の再登板を、望みたい。
彼は、若いが、見識の人であり、良識の人であり、なによりも法律家である。
本来、検察庁法の改正は、憲法論(三権分立論)として論ずべき問題なのであるが、これまで政府与党にはこの視点が欠けていたように思う。であるから、今後は、憲法論として対処できる山下元法相の再登板がよいと思うのである。
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