離婚 離婚後の戸籍の届出について
ある母と子の会話です。
夫の母親は、若い嫁が未熟に見えてなりません。
そこで、息子に言います。
母 「なあ、お前、A子さんのことだがなあ。ここのところができていないのだが、お前から教えてやれ。私から言うと、角が立つからな。」
すると、孝行息子の言です。
子 「なあ、おふくろさんよ。我が家には、今、なんらの風波も立っていないんだ。我が家に風波の立つようなことは、一切言ってくれるな。」
これだけの会話です。
無論、根が賢い母親です。
以後、数十年、この母親、鬼籍に入るまで、嫁を誉めることは多くありましたが、他人さまに、嫁のグチひとつこぼしたことはありません。無論、息子にもです。
その嫁、間接に、この親子の会話の内容を知り、涙を流して、夫の母にも、夫にも、感謝し、夫にも、その母親にも、その嫁の感謝の気持ちが分かるような人生を送ってきたという話です。