クイーン・エリザベス号乗船記③ 寄港地
最近,我が輩,歩いて出勤。
我が輩の歩き方,少しく他の人と異なる歩き方になるので,いささか時間を取り,事務所まで約30分もかかる。
歩き始めは,腰が定まらぬ。
上体が不安定であるが,歩き始めて20分もすれば,どっしりと腰が据わる。
こうなれば,上体は揺るがない。
足の運びは軽くなる。足より先に腰が出,次に足が出る,という感じである。
こうなった後は,実に爽快になる。
今朝,その爽快になった気分のまま歩いていると,工事現場付近で交通整理をされている警備さんを見る。
「おはようございます。ご苦労さま。」と声をかけると,警備員さんも「おはようございます。」と応える。
ここで,亡母が,「私たちの生活は,陽の当たらぬところで黙々と働いている人たちに支えられているのだから,その人たちに対する感謝の気持ちを忘れてはならないよ。」と語っていたことを思い出す。
これも亡母の教えの一つと思い,母への感謝の念生ず。