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クイーン・エリザベス号乗船記① 規模、乗客数

菊池捷男

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テーマ:その他

 本年(2014年)9月26日から10月3日まで7泊8日間,クルーズ船クイーン・エリザベス号に乗船しました。
その規模は,総トン数が90,400トン,全長294m,全幅32.3m,全高62.5m,喫水8m,客室数1029室、そのうちの838室は海側の客室(オーシャンビュー)で,乗客定員2092名というものです。
本日(2014年10月)現在我が国最大のクルーズ船アスカ2の規模が,総トン数が50,142トン,全長241m,全幅29.6m,喫水7.8m,乗客定員940名ですので,かなり大きい船であることが分かります。




 私が乗船した,クイーン・エリザベス号の乗船した日現在の乗客数は、国籍別人数の順で、英国人774名、オーストラリア人327名、ドイツ人319名、アメリカ人206名、カナダ人131名、日本人83名を含め41か国2006名ですので、乗船率95.88%です。なお,乗客の男女の比率は、男性が895名、女性が1111名で、日本人乗客については、男性が31名に対し女性は52名で,日本人の数は、過去3週間連続6位のようです。
 他に1000名を越える従業員が乗っていました。因みに,一般的に客船において一流のサービスを提供するには乗客2人に対し乗組員1人以上の割合が必要とされています。

 クイーン・エリザベス号の名は、英国のエリザベス2世女王の許諾を得て使っている模様です。なお、現在就航しているクイーン・エリザベス号は、2010年に建造されたものですが、3代目のクイーン・エリザベス号とのことです。
 初代クイーン・エリザベス号は、1930年代に就航し、その後クイーン・エリザベス2に代わり、2010年から3代目になったのですが、英国の女王がエリザベス2世であるところから、船名をクイーン・エリザベス3世号とはできず、初代と同じクイーン・エリザベス号としたとの説明を受けました。

 クイーン・エリザベス号は、名のとおり、海の女王というに相応しい気品がある上、2014年つまり本年5月に改装をしたとかで、1階から12階まで12層のデッキのすべてが新しく、実に気持ちのよい海上生活を送ることができました。

 なお,クイーン・エリザベス号は,キュナード社(正しくは,キュナード・ライン(Cunard Line)社。アメリカ合衆国のカーニバル・コーポレーション傘下のイギリスの海運会社)が所有運行していますが,同社は,他にも,クイーン・ビクトリア号とクイーン・メリー2号の豪華客船を所有運航しています。
 因みに,クイーン・メリー2は,総トン数148,528トン、全長345mで,2003年の建造当時、客船としては史上最大を誇ったもので,私は,クイーン・エリザベスに乗船中,日本人従業員から,ダンスをするなら,ぜひ,クイーン・メリー2で,と言われたものですが,ダンスルームが,クイーン・エリザベスの2倍もあるという話でした。

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菊池捷男(弁護士)

弁護士法人菊池綜合法律事務所

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