「宜しくお願い致します」という書き方は間違い
区切り符号には約20種類あるとされていますが,公用文で使われるものは,次の1から6までの6種類です。7は例外的に使われる場合もありますが,8は使われません。
1,句点(。)
文の終端を意味する。基本的に題名や表題などには用いない。横組の場合は、まれに「.」(ピリオド)を用いることもある。
2,読点(、)
一文を意味のある区切りごとに分けるために付けられる。また、語句を並列させる場合にも用いる。音読する場合はこれを息継ぎの目安とすることもある。横組の場合は、まれに「,」(コンマ)を用いることもある。公用文の場合は,コンマを使う。
3,丸括弧、小括弧(( ))
語句または文の次に、それらについて特に注記を加えるときに用いる。
4,かぎ括弧(「 」)
会話や語句の引用、あるいは特に注意を喚起する語句を挿入する場合に用いる。
5,二重かぎ括弧(『 』)
会話や語句の引用文の中で,別の会話や語句を引用する場合に用いる。
6, 中点、中黒(・)
複数の単語の並置(例…国内・海外ともに)に使う。「、」よりも全体が一つの塊である意味合いが強くなる。外国語を片仮名に転写するときに区切りに使うことがある。
7,破線「~」米印「*」
破線「~」は,省略や範囲を表すときに,まて,米印「*」は,注釈の銭湯などに用いる場合があります。
8,疑問符「?」,感嘆符「!」その他
これらは,公用文では,使われません。
その他,波括弧、中括弧({ })、角括弧、大括弧([ ])、亀甲括弧(〔 〕〘 〙)、山括弧(〈 〉《 》)、隅付き括弧(【 】〖 〗)二点リーダ(‥)、三点リーダ(…)ハイホン(-),ダブルハイフン、二重ハイフン(゠),コロン(:),セミコロン(;),ダブルクォテーション(“ ”)などもありますが,公用文では使われません。ただし,これらの区切り符号は,印刷字の約物として,修飾の用いることは否定されるものではありません。
9,文字の反復記号は,「時々」「重々」などで使われる「々」だけです。