公用文用語 「等」と書くか「など」と書くか?
1,「から」と「より」
①「から」は、時及び場所などの起点を示す言葉です。
例 :午前10時から正午時まで。岡山から広島まで。私から説明します。恐怖から解放される。
② 「より」は、比較を示す場合にのみ使われる言葉
例 :富士山より高い山。思ったより難しい。蜜柑よりはりんごの方が好きだ。
③ 置き換えができるかどうか?
「から」を「より」に置き換えても意味は通じますが、「より」を「から」に置き換えると意味は通じません。「から」が使えない場合に「より」を使う、という覚え方をする人もいるようです。
2,かわく(乾く・渇く)
①乾く
意味:(自然界で)水分がなくなること(状態)です。
例 :空気が乾く。(比喩的に)乾いた表情
②渇く
意味:(人の生理的な欲求としての)かわきを意味します。
例 :喉が渇く。(比喩的に)愛情に渇いた。渇望する。
3,かわる(代わる・変わる・替わる・換わる)
①代わる
意味:交代すること。
例 :ピッチャーが代わる。父に代わる。肩代わりをする。背に腹は代えられない。
②変わる
意味:変化すること。前とは違ったものになること
例 :心が変わる。住所が変わる。色が変わる。時代が変わる。
③替わる
意味:入れ替わること。
例 :月が替わる。切り替わる。振り替え。替え歌。
④換わる
意味:交換すること
例 :金に換わる。名義が換わる。借り換える。乗り換える。言葉を換えれば。