公用文用語 もと(「下」と「元」と「基」)の使い分け
1,いまだに(いまだに・未だに)
① いまだに
意味:今になってもまだ
例 :あの戦争のときの辛さはいまだに忘れられない
➁ 未だに
意味:「いまだに」と同じ
例 :使用例はゼロ・・・常用漢字表の音訓欄には「未」は「み」の読みしかないので,公用文では,「未だに」は使われないことになっています。
2,いろいろ(いろいろ・色々)
① いろいろ
意味:種々という意味
例 :いろいろな考え方
➁ 色々
意味:いろいろ
例 :使用例ゼロ・・・「色」とい文字は,色彩の「色」を意味する場合しか使われない文字です。
例 :色鉛筆・色つやがよい・色づく
3,うえ(「うえ」・「上」・「上,」)
文例で質問
① 調査のうえ報告してください。
➁ 調査の上報告してください。
③ 調査の上,報告してください。
いずれが正しい用語でしょうか?
いずれも正解です。
文章の長短,字句の配列などを考えて,書く人の好みで,「うえ」「上」「上,」を使い分ければよいとされています。