商取引 2 多様性
1 商人と消費者の取引額は年間135兆円
日常、私たちが購入する商品(動産)は、ほとんどの場合、デパート等の小売店で購入しますが、それは「商人と消費者の取引」になります。
この商人と消費者の取引額である、平成19年における我が国の小売業の売上高は135兆円です。
2 商人間の取引額(輸出を除く)は年間667兆円
メーカーが原材料を購入する。それを製品化して卸商に販売する。卸商から小売商に販売する。等の「商人間の取引」は、それよりも多く、平成19年における、輸出額を除く製造品出荷額と卸売業の売上額の合計額は667兆円になります。これは我が国の製造業者の内製化率が低いことも大いに原因していますが、いかに商人間の取引が多いかが分かろうというものです。
3 そこで、本コラムでは、暫く、商人間の取引について、語っていきたいと思います。