これからはインハウスローヤーの時代　4　壁

依頼人と弁護士、会社と弁護士との間には、高くて厚い壁があります。
情報を遮る壁です。
弁護士は会社にある100の情報のうちどの程度の情報を入手できるか？
壁が高いと、数％という場合もあるでしょう。
また、会社は弁護士のもつ100の情報のうちどの程度入手できるか？
これも壁の高さによって、違ってくるでしょう。
さて、この場合、弁護士が顧問弁護士である場合と、弁護士がインハウスローヤーである場合とでは、壁の高さは同じでしょうか？

会社が敗訴した後で、
A弁護士「え！そんな大切なこと何故言ってくれなかったのか？」
会社担当者「だって、先生（弁護士）！それが大切だということ、少しも教えてくれなかったじゃないか。」
というようなことも、起こらなくなるでしょう。